研究課題/領域番号 |
15KK0346
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
薬理学一般
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
中野 大介 香川大学, 医学部, 助教 (30524178)
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研究協力者 |
Titze Jens Vanderbilt大学, Department of Clinical Pharmacology, 教授
Wiig Helge Bergen大学, The Department of Biomedicine, 教授
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研究期間 (年度) |
2016 – 2017
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
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キーワード | 敗血症 / 急性腎障害 / Acute kidney injury |
研究成果の概要 |
敗血症性急性腎障害(AKI)の発症機序について、検討した。本プロジェクトでは、敗血症に伴うAKIの発症において近位尿細管におけるパターン認識応答が非常に重要であることが証明された。また、このAKI発症の端緒となる現象として、尿細管における尿の間質への漏出があり、これは後期の血行動態変化に対して、代償的に働いており、敗血症性AKIの病態の複雑さが再確認された。全身性炎症について、単球・マクロファージが尿細管由来のAKIに対して、増悪にも緩解にも働くことがわかった。同時に、血管側からの作用として、尿細管由来機序とは独立し、糸球体ろ過量調節に重要である機序が判明した。
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