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炎症性肺疾患に対する温度応答DDSの基盤技術に関する研究(国際共同研究強化)

研究課題

研究課題/領域番号 15KK0352
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 物理系薬学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

田上 辰秋  名古屋市立大学, 大学院薬学研究科, 講師 (10609887)

研究協力者 Chan Hak-Kim  シドニー大学, Advanced Drug Delivery Group, Sydney School of Pharmacy, 教授
研究期間 (年度) 2016 – 2018
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
キーワードドラッグデリバリーシステム(DDS) / リポソーム / 刺激応答性リポソーム / 吸入剤 / ドラッグデリバリースステム / スプレードライ / 肺疾患 / ドラッグデリバリーシステム / オーダーメイド医療 / 3Dプリンター
研究成果の概要

本研究では、個別化医療に向けた高機能性リポソームの吸入剤の開発および開発に有用な情報を収集することを目的とした。吸入剤の世界的権威であるシドニー大学のKim教授のラボに留学し、スプレードライヤーによるリポソーム吸入剤の調製を行った。また、日本が超高齢化社会を迎えるにあたり、患者一人一人に向けた吸入剤開発を行うにあたって、高齢化の影響は重要であるといえる。このため、これまでほとんど知られていない、高齢化が吸入剤の体内動態に与える影響について調査を行った。また、高機能性リポソーム粉末吸入剤に調製すると有用であることが期待されるリポソーム懸濁剤の調製も検討した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ナノカプセルとして知られているリポソームを肺に吸入することにより、薬物が比較的長期にわたって滞留するため、薬物放出および治療効果を持続させることが期待できる。また、特定部位(感染部位)に目的の薬物(抗菌薬)を放出させる工夫を持たせることにより、顕著な治療効果ができる。機能性のリポソーム吸入剤に関する研究はリポソーム注射剤と比較してまだ少なく、上記のリポソーム吸入剤に関する開発を行うことは重要であると思われる。また肺炎は高齢者の死因の多くを占めるため、高齢者における吸入剤(薬物)の体内動態を理解することは重要であると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2018 2017 2016 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [国際共同研究] The University of Sydney(オーストラリア)2016

    • 年月日
      2016-11-28
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [雑誌論文] Pulmonary drug delivery to older people.2017

    • 著者名/発表者名
      Wallin M, Tagami T, Chen L, Yang M, Chan HK
    • 雑誌名

      Adv Drug Deliv Rev.

      巻: E-published ページ: 50-61

    • DOI

      10.1016/j.addr.2017.11.010

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 査読あり / 国際共著
  • [学会発表] Depofoam技術を用いた機能性吸入剤の調製に関する基礎的検討2018

    • 著者名/発表者名
      中村和哉, 田上辰秋, 尾関哲也
    • 学会等名
      第64回日本薬学会東海支部総会大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [備考] 名古屋市立大学 大学院薬学研究科 薬物送達学分野 ホームページ

    • URL

      http://www.phar.nagoya-cu.ac.jp/hp/dds/publication.html

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2016-10-04   更新日: 2020-03-30  

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