研究課題/領域番号 |
15KK0355
|
研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科学一般
|
研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
平井 敏仁 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (70722693)
|
研究期間 (年度) |
2016 – 2019
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
|
キーワード | 移植免疫寛容 / 制御性T細胞 / iNKT細胞 / 移植片対宿主病 / IL-2 / 細胞工学 / 免疫寛容 / 遺伝子導入 / 細胞工学療法 / 調整性T細胞 / IL2 / OX40 / 臓器移植拒絶 / 調節性T細胞 / 自然免疫 / 糖尿病 / ナチュラルキラーT細部 / 臓器拒絶 |
研究成果の概要 |
調節性T 細胞(Treg)やinvariant natural killer T細胞(iNKT)は免疫寛容において重要な役割を果たす。本研究では、骨髄移植や膵島移植時にレシピエントiNKT細胞を活性化させることで、移植片対宿主病(GvHD)や移植膵島の拒絶反応を抑制できることを証明した。さらにTreg細胞を選択的に活性化する方法として、特異的に結合する変異IL-2/IL-2受容体のペアを開発し、これをTreg細胞に導入、移植レシピエントマウスに移入する方法も考案した。変異IL-2を投与することで移入Treg細胞を増加させ、臓器拒絶反応の回避に成功した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発された新たな手法により、Treg細胞療法の臨床応用がより安全に実現可能となる。Treg細胞療法は移植医療のみならず、免疫破綻が原因の様々な自己免疫疾患やアレルギー疾患治療への適応が可能である。本研究が、生涯に渡り免疫抑制剤の内服が必要な患者の副作用軽減とQOL改善につながることが期待される。
|