研究課題/領域番号 |
15KT0002
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
ネオ・ジェロントロジー
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
関 ふ佐子 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 教授 (30344526)
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研究分担者 |
櫻庭 涼子 神戸大学, 法学研究科, 教授 (20362808)
西村 淳 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (20746523)
原田 啓一郎 駒澤大学, 法学部, 教授 (40348892)
鈴木 ゆめ 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 教授 (70236024)
柳澤 武 名城大学, 法学部, 教授 (70363306)
川久保 寛 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 講師 (90706764)
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研究協力者 |
川島 通世
丸尾 はるな
水谷 紀子
荻谷 聡史
本間 郁子
渡辺 譲
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研究期間 (年度) |
2015-07-10 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2015年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | 高齢者法 / elder law / 人生100年時代 / ネオ・ジェロントロジー / 高齢社会 / 老化 / 社会保障法 / 労働法 / アメリカ / 高齢者施設 / イギリス / ドイツ / フランス / EU |
研究成果の概要 |
本研究は、法学と医学の研究者、研究者と実務家の学際的な共同研究により、「高齢者法」を日本で法分野として確立する基盤の構築を目指した。高齢者法研究会において4年間にわたり討議を重ねたことで、少なくとも本研究メンバーの間では、高齢者特有の法的課題や高齢者法の法理念について奥の深い議論をする土壌が出来上がった。 本研究では、高齢者の人間像として、バルネラブルで弱い側面と強い側面の双方が混在していることを確認するとともに、高齢者の特徴として「より長く生きてきた」「終末期がより近い」人たちという2点を炙り出せた。これらの知見により、高齢者が必要とする配慮の内容などを研究していくことが可能となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、「高齢者法」の視角から各種の法的課題を検討する意義を見出すことができ、その成果は令和元年5月に日本社会保障法学会で報告した。学会報告により、「高齢者法」の法分野としての存在意義を世に問うことができた。今後、「高齢者法」の法理念や内容について討議していく基盤を築くことができたといえよう。これは、多くの人が、尊厳をもってよりよい人生の終盤を過ごしうる法制度を構築するための第一歩となろう。研究の具体的成果は、日本社会保障法学会の学会誌などで社会に公表予定である。 新しい法分野の構築はグループ研究により初めて可能であり、科学研究費による学術的研究に相応しい研究ができたといえよう。
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