研究課題/領域番号 |
15KT0029
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
食料循環研究
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
小山 博之 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (90234921)
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研究分担者 |
須賀 晴久 岐阜大学, 研究推進・社会連携機構, 准教授 (20283319)
清水 将文 岐阜大学, 応用生物科学部, 准教授 (60378320)
一家 崇志 静岡大学, 農学部, 准教授 (90580647)
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研究期間 (年度) |
2015-07-10 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
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キーワード | 根分泌物質 / STOP1システム / 有用微生物 / 根圏微生物 / プラントプロバイオティクス / 植物有用菌 / チャ |
研究成果の概要 |
植物は土壌中の微生物とゆるい共生関係を結ぶことで様々な環境に適応している。菌根菌などは宿主との親和性が高いことが知られ,鉱山跡地の環境修復では周辺植生を土壌と同時に移植することが効果的であることが知られている。本研究では,根圏微生物が根からの分泌物質に関する走化性を持つこと,主要な根分泌物質である有機酸輸送に関わる分子機構が植物種を超えて保存されることなどを明らかにした。根圏微生物には様々な物質に対する走化性を示す種が混在する一方,複数の根分泌有機酸の放出が同じ分子モジュールで制御されることが分かった。根圏や内生共生微生物の中には,植物免疫を高める微生物が存在することも明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物は微生物と相互作用(共生も含む)することで様々な環境変化に適応している。自然環境では、極めて特異的な組み合わせが成立している例が多く知られているが、それを決定する機構には解明されていない点が多い。この研究では。根から有機酸などの微生物誘引物質を分泌する植物の機構と、根圏に生育する微生物が持つ有用性(病害抑止性)の理解に取り組んだ。この成果は、今後の微生物農薬の開発に結びつくことが期待される。
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