研究課題/領域番号 |
15KT0062
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
遷移状態制御
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
岡田 美智雄 大阪大学, 放射線科学基盤機構, 教授 (30281116)
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研究分担者 |
Dino Wilson 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (60379146)
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研究期間 (年度) |
2015-07-10 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2015年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
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キーワード | 表面反応 / 表面界面物性 / 分子線 / 量子状態制御 |
研究成果の概要 |
表面化学反応の遷移状態を追跡するため、分子線を用いた実験技術を開発しながら基礎研究を進めた。具体的には、銅や銅合金表面での酸素分子、エチレン分子の反応を追跡し、超熱エネルギー領域の分子の反応過程について明らかにした。また、量子状態制御した酸素分子線を用いて酸化反応の立体化学ならびに合金の効果を明らかにした。 さらに、分子-分子反応解明のための超高真空対応型配向分子線装置の開発調整を行い、さらに将来展開を目指して高速レーザー分光法の開発も進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
表面に飛来する分子と表面の相互作用が表面反応に大きく関わっている。そのため、分子線により分子の状態制御を行った測定により得られる表面反応ダイナミクスの詳細な情報は、反応素過程を理解する上で非常に重要であり学術的に大きな意味を持つ。 これによりエネルギーや環境問題において重要な触媒反応を理解でき、反応の高効率化、新規触媒創出による反応選択性の向上、環境にやさしいプロセスへの変更が可能となる点で社会的意義も大きい。
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