研究課題
基盤研究(C)
ダイズは窒素栄養を根粒窒素固定に依存しているが、その窒素固定のために多量のリンを吸収する必要がある。リンはその資源涸渇が危惧されており、窒素固定に依存しないダイズ栽培によって、リンを節減し、より持続的な栽培の可能性を探った。土壌のリン肥沃度が低い場合、根粒非着生系統のダイズを、窒素多量施肥で栽培することによって、通常ダイズ品種(根粒着生)と同等の収量が得られた。この場合、根粒非着生ダイズ栽培の環境インパクト(温暖化、富栄養化、資源枯渇)は、通常品種の栽培とほぼ同じか、やや小さかった。これらのことから、根粒非着生系統ダイズ利用による環境負荷低減型栽培の可能性が示された。
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コンポスト総合研究プロジェクト平成29年度成果報告書
巻: 11 ページ: 44-48