研究課題/領域番号 |
15KT0122
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
食料循環研究
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研究機関 | 関西学院大学 (2017-2018) 基礎生物学研究所 (2015-2016) |
研究代表者 |
武田 直也 関西学院大学, 理工学部, 准教授 (60571081)
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研究協力者 |
永江 美和
川口 正代司
赤松 明
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研究期間 (年度) |
2015-07-10 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 植物微生物間相互作用 / 共生 / 根粒共生 / 菌根共生 / 植物微生物相互作用 / アーバスキュラー菌根菌 / 根粒菌 / 菌根菌 / 共生促進剤 |
研究成果の概要 |
植物と菌根菌・根粒菌との菌根共生・根粒共生は、リンや窒素などの養分を宿主に供給し、大きな生育促進効果をもたらすことから、微生物肥料としての利用が注目されている。本研究では、共生体のトランスクリプトーム解析やメタボローム解析により、共生菌の感染能と生育促進効果をもつ物質の探索を行い、それらの候補物質の添加よる共生能の向上効果を検証した。その結果、いくつかの候補物質の解析を行い、共生の促進効果を持つことを明らかにし、これらの物質を共生を促進させる「共生促進剤」として利用するための研究を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物と微生物の相互作用は、宿主に大きな生育促進効果を与えることから、微生物肥料としての利用など、農業への応用が期待されている。しかし、これら共生の成立過程は宿主植物、共生菌の共生因子により制御されているが、外部の温度・湿度・栄養状態などの環境因子によっても大きく影響を受けるため、宿主への生育促進効果も不安定なものとなってしまう。そのため、大規模な利用のためには、共生能の向上や安定制御に関する技術開発が不可欠なものとなっている。本研究では共生を促進、調整する物質を同定し、それを共生促進剤として利用することで、さまざまな環境変化に影響を受ける共生能の安定制御を実現することができる。
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