研究課題/領域番号 |
15KT0133
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
紛争研究
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研究機関 | 立正大学 |
研究代表者 |
山本 仁志 立正大学, 経営学部, 教授 (70328574)
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研究協力者 |
小川 祐樹
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研究期間 (年度) |
2015-07-10 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 世論形成 / 規範 / 互恵性 / 協力の進化 / ソーシャルメディア / エージェントシミュレーション / 世論の分断化 / 互恵的協力 / 社会シミュレーション / 集団極性化 / 規範の進化 / シミュレーション / 世論形成モデル / 極化現象 / 沈黙の螺旋 |
研究成果の概要 |
ソーシャルメディアの発展により既存の社会集団を越えたコミュニケーションが一般化する中で、ソーシャルメディアによる世論の分断化の実態を明らかにした。ニュースオーディエンスが分断化しているのか否かを日本のTwitter空間を対象に分析し、主たるメディアでは分断が生じていないことを明らかにした。また、規範の対立ならびに共存が如何にしておこるのかをエージェントシミュレーションを用いて分析した。その結果、規範と協力の共進化過程において厳格な規範が初期において必要であり、徐々に寛容な規範が社会に浸透するという推移過程が存在する事を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ソーシャルメディアの発展により既存の社会集団を越えたコミュニケーションが一般化しつつある中で、世論の分断がソーシャルメディア上で実際の起こっているのかを大量のTwitterデータの分析を通じて検証した。また世論や社会規範がいかなるメカニズムで形成され進化していくのかをシミュレーション技術を用いて分析して、社会規範が進化する過程を明らかにできた。この知見は新たな情報共有スペースにおける制度設計などへの応用が期待できる。
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