研究課題/領域番号 |
15KT0136
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
紛争研究
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
宮脇 昇 立命館大学, 政策科学部, 教授 (50289336)
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研究分担者 |
山本 武彦 早稲田大学, 政治経済学術院, 名誉教授 (10210535)
浦部 浩之 獨協大学, 国際教養学部, 教授 (30306477)
玉井 雅隆 東北公益文科大学, 公益学部, 准教授 (60707462)
平川 幸子 早稲田大学, 留学センター, 准教授(任期付) (80570176)
上久保 誠人 立命館大学, 政策科学部, 教授 (80571075)
湯浅 剛 広島市立大学, 付置研究所, 教授 (80758748)
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研究期間 (年度) |
2015-07-10 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 資源 / 資源通過 / エネルギー / 内陸国の罠 / 民主化 / 少数民族 / 接続性 / パイプライン / 民主主義 / 民族問題 / 内陸国 / OSCE / 民族 / 石油 / 呪い / 資源の呪い / ガス / モンゴル / 中央アジア / ロシア / 通過 / 政治 / LNG |
研究成果の概要 |
本研究では、政治体制、民族比率の2つの作業仮説を検討することを通じて、資源通過国が紛争当事国となる蓋然性・潜在性について研究してきた。最終年度である平成31年度においては、焦点をあてた新規性の高い紛争研究として、体系化した包括的プラットフォームを形成するべく、研究の成果(2つのモデル)と処方箋を集大成した研究成果として、法律文化社より『資源地政学』を発刊した。発刊に先立ち、研究分担者、協力者による研究会を開催し、知見の十分な共有を図った。この成果発信を通じて、資源通過国の資源当事者化を回避する斬新な知見を広く世に問うことがかなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代の紛争の中でも資源紛争ほど人類に大きな影を落とした紛争はない。資源配分における当事者意識の覚醒は、民主主義の産物でもある。民主主義諸国を通過するエネルギー資源をめぐって、国内の既存の民族紛争と資源が「情報」を通じて結合し、資源通過の費用が国内の民族間対立と連動して争点化する。2つの仮説をもとに学際的な研究体制により新規性・独自性の高い体系的研究を行い、「内陸国の罠」概念を中心に学際的な知的プラットフォームを形成した。
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