研究課題/領域番号 |
15KT0148
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
構成的システム生物学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2018) 早稲田大学 (2016-2017) 東京工業大学 (2015) |
研究代表者 |
鮎川 翔太郎 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 産総研特別研究員 (70645845)
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研究分担者 |
木賀 大介 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30376587)
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研究協力者 |
千葉 洸
山岡 智浩
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研究期間 (年度) |
2015-07-10 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 人工遺伝子回路 / 合成生物学 |
研究成果の概要 |
合成生物学では、細胞の挙動を制御するために、遺伝子配列を組み合わせた人工遺伝子回路が用いられる。本研究の目的は、数理モデルと生物実験の組み合わせにより有用な人工遺伝子回路の構築を実現する合成生物学的手法を、これまで難しかった動物細胞にも適用させるためのシステム論を開発することである。この目的のため、本研究では人工遺伝子回路の組み合わせの手法を用いて、数理モデルに基づいた細胞種の多様化比率が制御可能な人工遺伝子回路の作製を試みた。結果として目的の機能を持つ人工遺伝子回路の完成には至らなかったものの、実現に必要な要素の設計や妥当性の検証、今後の課題についての理解を深めることができたといえる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
合成生物学では、数値シミュレーションを用いて有用な生命システムを効率的に設計、構築するという手法が用いられる。この手法は、微生物ではすでに多くの成果が得られており方法論もある程度確立されていたが、動物細胞では難しいというのが現状であった。そこで、本研究では動物細胞に対してこうした手法を活用するためのシステム論を確立することを目的とした。こうした動物細胞における合成生物学的手法が確立は、再生医療などへの応用につながると期待される。結果的に、本研究ではシステムの完成形の実装には至らなかったものの、必要な要素の検証やモデルの妥当性の確認を行い、今後の課題についての理解を深めることは出来たといえる。
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