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時刻情報の生成・制御を支える転写因子群の発現プログラム

研究課題

研究課題/領域番号 16011216
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東京大学

研究代表者

岡野 俊行  東京大学, 大学院・理学系研究科, 講師 (40272471)

研究期間 (年度) 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
2004年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
キーワード概日時計 / 中心体 / ゼブラフィッシュ / トランスジェニック / メラトニン / プロモータ / ニワトリ / 松果体
研究概要

交付申請書に記載の研究実施計画に沿って研究を遂行し、下記の成果を得た。
概日時計のリセットに関するタンパク質レベルからのアプローチとして、概日時計の前進時にニワトリの松果体において特異的に誘導される遺伝子を同定しA78と命名した。この遺伝子は、コイルドコイル構造を有しており、他のタンパク質と相互作用して機能を発揮する可能性が考えられた。そこでまず、このタンパク質の細胞内局在を調べた結果、中心体に局在していることがわかった。現在、中心体におけるA78の機能と中心体が概日時計発振(あるいは同調)に果たす役割を探るべく、中心体に局在するタンパク質とA78の相互作用を調べている。これと並行して、個体レベルからのリセットメカニズムの解明にむけて、これまでに作製したトランスジェニックゼブラフィッシュ(Tg)の遊泳行動解析を行った。その結果、このTgでは、個体内のメラトニンリズムが消失しているものの、かなりの割合の個体が遊泳行動のリズムを示すことが判明した。このことから、行動リズムを支配する中枢がメラトニンリズムの完全な支配下にあるわけではなく、体内のメラトニンリズムが消失しても、独自に発振できることが示唆された。一方、新たな入力分子の解析による時計同調の遺伝子プログラム解読を目指し、時計遺伝子Bmal1およびCry1のプロモータを単離した。現在、これらプロモータに光情報、グルコース刺激情報、あるいは時刻情報が入力している可能性を探っている。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 体内時計の時間調節を担うタンパク質リン酸化反応2005

    • 著者名/発表者名
      土居雅夫
    • 雑誌名

      生化学 77

      ページ: 125-129

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] Negative control of circadian clock regulator E4BP4 by casein kinase Iε-mediated phosphorylation.2004

    • 著者名/発表者名
      Doi, M.
    • 雑誌名

      Current Biology 14

      ページ: 975-980

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2018-03-28  

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