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ゲノム研究成果物の知的財産権の保護ならびに活用に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 16011221
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関政策研究大学院大学

研究代表者

隅藏 康一  政策研究大学院大学, 政策研究科, 助教授 (80302793)

研究期間 (年度) 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
2004年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
キーワード特許 / 知的財産 / 研究ツール
研究概要

研究活動を進める上で、知的財産に関し、研究者は様々な問題に直面している。これまでに、国としての知的財産政策や、組織としての知的財産ポリシーに関する議論が進められてきたが、次の段階としては、研究現場の目線から、知的財産創出の主役である研究者のニーズに則して知的財産をめぐる諸問題の具体的な解決策を考えることが必要である。本研究では、ゲノム分野の研究者が、研究の遂行上、「知的財産」に関してどのような問題を抱えているかに関するアンケート調査を実施した。今回の調査により、ライフサイエンス研究に携わる研究者が、研究成果の技術移転体制、研究活動における特許権使用の円滑化といった課題について、現状でどのように考えているかが明らかになった。特に、他人が特許権を持つ発明を研究において使用する際にあたって、問題が生じていることが明らかになった。
現在、日本の特許法69条1項の通説的解釈においては、他者が特許権を持っている発明(特許発明)を研究活動において使用する場合は、特許権の効力が及ぶため、権利者から実施許諾を受ける必要があるが、研究ツールの使用を促進して研究活動を活性化するため、「学術機関での研究(営利機関でない)」「非商業的目的の研究」「基礎研究(応用研究でない)」などの線引きにより、特許権の効力範囲から除外する対象を定めておくべきだという見解がある。アンケートの結果、「学術機関の非商業的目的の研究」は効力範囲外とすべきであり、学術機関であっても商業的目的の研究の場合は効力範囲内とすべし、という答えが過半数以上であった。さらに、研究ツールの使用を円滑化するためのコンソーシアムの設立についても、希望する声が多数あり、今後の制度設計のための貴重な資料となった。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] ライフサイエンス研究者の直面している「知的財産問題」の調査2004

    • 著者名/発表者名
      隅藏康一 ほか
    • 雑誌名

      研究・技術計画学会年次学術大会講演要旨集 19

      ページ: 332-335

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 遺伝子特許と生命倫理2004

    • 著者名/発表者名
      隅藏康一
    • 雑誌名

      生命倫理 14巻1号

      ページ: 20-27

    • NAID

      110006457521

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 遺伝子診断・ゲノム創薬と特許2004

    • 著者名/発表者名
      隅藏康一
    • 雑誌名

      Molecular Medicine Vol.41臨時増刊号

      ページ: 355-361

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2018-03-28  

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