研究課題/領域番号 |
16012210
|
研究種目 |
特定領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
上田 卓也 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (80184927)
|
研究分担者 |
田口 英樹 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (40272710)
富田 野乃 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助手 (80323450)
|
研究期間 (年度) |
2004
|
研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
|
配分額 *注記 |
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
2004年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
|
キーワード | 生体外蛋白質合成系 / 膜蛋白質 / 反転膜小胞 / SRP / SecYEG |
研究概要 |
蛋白質を合成する場合に遭遇する困難は、そのフォールディングの問題である。PUREシステムに、さまざまの分子シャペロンのサブシステムを共存させ、フォールディングの制御を行う。時に、凝集の抑制することはきわめて重要である。すでに、蛋白質の新生ペプチドに結合することが知られているDnaK関連のシャペロンの共存システム構築に成功した。また、GroELは翻訳とカップルして蛋白質のフォールディングに関与に関与することを見いだした。また、大腸菌ゲノムにコードされる蛋白質遺伝子について、GroELとDnaKの基質の網羅的検索を行い、stringent substrateの同定に成功した。ゲノム上の蛋白質の3割は、膜蛋白質もしくは分泌蛋白質であるとされている。また、情報伝達において膜上のリセプターからその情報伝達が開始される。従って、膜蛋白質や分泌蛋白質などの細胞質以外で機能する蛋白質の解析は疾患の病理解明において重要であり、また薬剤の開発にはこうした蛋白質の機能と構造の研究が不可欠である。PUREシステムに反転膜小胞を連列したシステムの構築を行い、膜蛋白質を高効率で合成可能な系を開発することに成功した。
|