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気分障害モデルマウスの遺伝要因の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16012224
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関名古屋大学

研究代表者

海老原 史樹文  名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 教授 (50135331)

研究分担者 吉村 崇  名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 助手 (40291413)
研究期間 (年度) 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
2004年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
キーワードマウス / 行動遺伝 / 概日リズム / 強制水泳実験 / 尾懸垂テスト / OTL / 気分障害 / モデルマウス
研究概要

CSマウスは概日リズムや睡眠に異常を示す突然変異マウスとして知られているが、強制水泳試験や尾懸垂テストにおいても際立った異常行動を示すことを見出した。これらのテストは、抗うつ薬の評価法として古くから利用されており、試験時間内の無動時間をパラメーターとして用いるが、CSマウスでは何れの試験においても静止行動を全く示さず、いわゆる「行動的絶望状態」に陥ることがない。本研究ではこれらの結果をもとに遺伝学的アプローチにより異常行動を支配する遺伝子を特定することを試み、以下の成果を得た。
1.表現系の把握:CS(n=35)とC57BL/6J(n=40)及びそのF1(n=45)、F2(n=330)について強制水泳、尾懸垂テスト、概日リズムの全てにおいて測定を完了した。
2.マーカー遺伝子のタイピングと遺伝解析:各染色体最低3本のマーカー遺伝子を用いてselective genotypingを行い、高いスコアーが得られた染色体についてさらに詳細なマッピングを行った。その結果、尾懸垂テスト及び強制水泳テストに共通して、ある染色体に強いロッド値(それぞれ9.5,5.4)を持つQTLを見出した。
3.候補遺伝子の検索:C57BL/6Jをバックグラウンドとしてマーカードライブでコンジェニックマウスを育成し、QTL領域を含むマウス数種類を作成した。これらのコンジェニックマウスは形質を保持しており、導入した領域に原因遺伝子が存在することが示された。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Localization of circadian clock in the optic tectum of Japanese quail.2004

    • 著者名/発表者名
      S.Yasuo 他2名
    • 雑誌名

      Brain Res. 1005

      ページ: 193-196

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] Photoinducible phase specific light induction of Cry1 gene in the pars tuberalis of Japanese quail2004

    • 著者名/発表者名
      S.Yasuoo 他4名
    • 雑誌名

      Endocrinology 145

      ページ: 1612-1616

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] Photoperiodic regulation of type 2 deiodinase gene in Djungarian hamster2004

    • 著者名/発表者名
      M.Watanabe 他6名
    • 雑誌名

      Endocrinology 145

      ページ: 1546-1549

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] Light response of the neuronal firing activity in the suprachiasmatic nucleus of mice.2004

    • 著者名/発表者名
      T.J.Nakamura 他6名
    • 雑誌名

      Neurosci.Lett 371

      ページ: 244-248

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [図書] 時計遺伝子の分子生物学(岡村, 深田 編)2004

    • 著者名/発表者名
      海老原史樹文, 吉村崇
    • 出版者
      シュプリンガー・フェアラーク東京
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2018-03-28  

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