研究課題/領域番号 |
16012230
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
世良 貴史 京都大学, 工学研究科, 助教授 (10362443)
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研究期間 (年度) |
2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
2004年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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キーワード | 遺伝子発現 / 人工転写因子 / 人工DNA結合タンパク質 / ライブラリー / セレクション |
研究概要 |
まず、人工転写因子ライブラリー発現ベクターのプリカーサーを作成した。このベクターに人工転写因子遺伝子を導入した発現ベクターを作成し、このベクターでヒト由来細胞HEK293を形質転換し、この遺伝子が効率よく発現されることをウェスタンブロットで確認した。また、人工転写因子ライブラリー作成に必要な768本のDNAフラグメントのデザインを完了した。しかし、実際に支給された研究費ではライブラリー作成に必要なすべてのDNAオリゴマーを購入できないので、まずグアニン(G)が豊富な塩基配列を認識できるように(ヒトのプロモーター配列はGが豊富な場合が多い)、全体の4分の1の192本分のDNAフラグメント作成用のDNAオリゴマーを購入し、(部分的な)ジンク・フィンガー・ドメイン・ライブラリーを作成した。このライブラリーを発現ベクターのプリカーサーに導入したもので大腸菌を形質転換し、生成してきた50個以上のコロニーからDNAベクターを単離し、各々の塩基配列を決定したところ、フィンガー・ドメインがランダムにアッセンブルされて、狙い通りの(部分的だが)人工転写因子ライブラリーができることを確認した。こうして得られた人工転写因子ライブラリーをヒト由来細胞に遺伝子導入したが、1回目のセレクション操作における標的の形質を示した細胞の割合が極端に低かったので、現在、遺伝子導入時の実験条件の最適化を行なっているところである。
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