研究課題/領域番号 |
16015230
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
程 久美子 東京大学, 大学院・理学系研究科, 科学技術振興特任助教授 (50213327)
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研究分担者 |
高橋 史峰 東京大学, 大学院・理学系研究科, 科学技術振興特任教員(助手相当)(常勤形態) (80328814)
浜田 剛 理化学研究所, 発生再生研究センター・幹細胞医療応用研究チーム, 研究員 (30291727)
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研究期間 (年度) |
2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2004年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
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キーワード | 遺伝子 / 神経科学 / 脳 / 神経 / 脳神経疾患 / 発生分化 / 運動ニューロン / 細胞死 |
研究概要 |
神経細胞は発生の初期に過剰に産生され、分化の過程で約半数が死に至る。このような運動ニューロン自然細胞死に関わる分子、さらには成熟運動ニューロンの分化生存維持に関わる分子を同定し作用機序を解明していくことは、運動ニューロン病を始めとする種々の神経変性疾患発症機構の解明および治療法の開発に結びつくと考える。 我々は、ニワトリの運動ニューロン自然細胞死が起こる、胚期の運動ニューロン初代培養に対し生存活性を示す物質を骨格筋抽出物から分離精製したが、得られた物質は、タンパクではなく7SL-RNAのニワトリ相同遺伝子であった。in situ hybridizationにより、7SL-RNAは骨格筋と運動ニューロンに特異的に局在していることがわかった。そこで、エレクトロポレーション法による7SL-RNAのin ovo RNA interferenceを行った結果、7SL-RNAのノックダウンにより脊髄の細胞に細胞死が誘導されたことから、7SL-RNAは脊髄ニューロンの生存に関わる物質であると考えられた。現在、骨格筋からの逆行性輸送についても検討を行っている。 また、ニワトリ胚脊髄では、孵卵後4日から10日目の間に、運動ニューロンの自然細胞死がおこり、残った未分化細胞群が劇的な変化を起こし、神経系としての機能を獲得する。この期間に発現量が大きく増減する遺伝子のスクリーニングを行い、新規細胞増殖因子(spinal cord-derived growth factor)を始めとする、数種の興味深い遺伝子を単離し、これらの遺伝子の発現パターンを解析した。現在、これらの遺伝子の機能解析をRNA interference法、等を用いて行っている。
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