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ポリグルタミン病の変性蛋白質核内移行制御および消去因子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 16015282
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関神戸大学

研究代表者

柳 茂  神戸大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (60252003)

研究期間 (年度) 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
2004年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
キーワードポリグルタミン病 / CRAG / 小胞体ストレス / GTPase活性 / 活性酸素種
研究概要

神経回路網形成の反発因子セマフォリンのシグナル伝達に関与する蛋白質CRMPの結合蛋白質として新規の神経特異的核内GTPase蛋白質(CRAGと命名)を同定した。CRAGは神経回路形成機構のみならず、ポリグルタミン病を引き起こす病原性蛋白質の核内移行に関連していることが示唆されたので、解析を行った。
(結果)CRAGは様々なストレスにより発生する活性酸素種に応答して、核内に移行して独特の核内封入体を形成することが示された。ポリグルタミン病との関連を調べた結果、CRAGはポリグルタミン変性蛋白質により生じる小胞体ストレスに伴って発生する活性酸素種に応答して活性化することが示された。また、CRAGは結合するシャペロン分子を介してポリグルタミン変性蛋白質を認識し、核移行シグナルを介してポリグルタミン変性蛋白質の核内移行を促進した。さらにCRAGは核内封入体を形成しGTPase活性を用いて、ユビキチン化を誘導し、プロテアソーム系による分解機構に関与していることなどが示された。実際に、Machado-Joseph病患者脳においてCRAGの異常集積が見いだされている。以上の結果より、CRAGはポリグルタミン病の変性蛋白質核内移行制御因子および消去因子である可能性が強く示唆された。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] CRMP-associated molecule CRAM for filopodia and growth cone development in neurons2005

    • 著者名/発表者名
      Hotta, A.
    • 雑誌名

      Mol.Biol.Cell 16(1)

      ページ: 32-39

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] Phosphorylation and recruitment of Syk by ITAM-based phosphorylation of tamalin2004

    • 著者名/発表者名
      Hirose, M.
    • 雑誌名

      J.Biol.Chem. 279(31)

      ページ: 32308-32315

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2018-03-28  

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