研究課題/領域番号 |
16016210
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
佐藤 三久 筑波大学, システム情報工学研究科, 教授 (60333481)
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研究分担者 |
朴 泰祐 筑波大学, システム情報工学研究科, 助教授 (90209346)
高橋 大介 筑波大学, システム情報工学研究科, 講師 (00292714)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2004年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | グリッドコンピューティング / 広域分散並列処理 / 遠隔手続呼び出し / OpenMP / 並列プログラミング / 計算物理学 |
研究概要 |
本研究の目的は、計算物理学分野のアプリケーションに焦点を当て、Grid技術による広域並列分散コンピューティングにより新たな展開が可能になる応用の探索的技術開発と、それを支援する並列プログラミングシステムを構築することである。これまで、Grid上の並列プログラミングのための遠隔呼び出しを行う機構OmniRPCの実装・基本的な性能評価、網羅的分子配座探索アプリケーションCONFLEX-Gの開発を行ってきた。当該年度においてはアプリケーションとして、グリッド環境で並列化した分子配座探索プログラムについて、詳細な性能評価を行い、これについての論文1件、国際会議1件の発表を行った。また、計算宇宙物理学分野でのアプリケーションとして重力専用計算機GRAPE-6をグリッド上で共有利用するHMCS-Gを開発してきたが、複数のパラメータジョブをOmniRPCで遠隔の計算機で実行し、それぞれのジョブからGRAPE-6を利用する実験を行い、複合のグリッド利用の実証を行った。さらに、将来の展開としてP2P分散システムであるXtermWebを用いて、P2P環境にてOmniRPCのプログラムを実行する拡張について検討を行った。これにより、グリッドの計算資源だけでなく、P2P技術よりオフィスなどのPCも計算資源として利用できる可能性がある。 なお、開発したソフトウェアOmniRPCについてはhttp://wwww.omni.hpcc.jp/OmniRPCで公開している。
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