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ネットワークを利用したバーチャルもの作りの産業組織デザインに関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16016253
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関京都大学

研究代表者

日置 弘一郎 (2005)  京都大学, 経済学研究科, 教授 (70114022)

赤岡 功 (2004)  京都大学, 経済学研究科, 教授 (10025190)

研究分担者 末松 千尋  京都大学, 経済学研究科, 教授 (80335231)
菊谷 達弥  京都大学, 経済学研究科, 助教授 (80183789)
松井 啓之  京都大学, 経済学研究科, 助教授 (90272682)
若林 直樹  京都大学, 経済学研究科, 助教授 (80242155)
椙山 泰生  京都大学, 経済学研究科, 助教授 (70323467)
日置 弘一郎  京都大学, 経済学研究科, 教授 (70114022)
研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
13,800千円 (直接経費: 13,800千円)
2005年度: 7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
2004年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
キーワードものづくり / 中小製造業 / 工業集積 / コラボレーション / ビジネスモデル / 消費者参加 / モジュール化 / ネットワーク / コラボレーショ / ビジネスモデ / 擦り合わせ
研究概要

本研究では、日本の製造業の強さを支えている中小製造業で構成されている工業集積が直面している産業構造上の危機を、地域の工業集積がその分業構造とネットワーク利用の高度化の中でどのように対応し、どのような新たな産業創成のビジョンを形成しつつあるかについて、経営学、社会工学、社会学、経済学などの複合的な視点から学際的に、工業集積の持つ特徴と優位性についての理論的分析と新しい時代に対応したビジネスモデルの提案・検証という2つの側面から研究を進めた。
第1の側面からは、(1)製造業における研究・開発体制に関する実証分析、(2)中小製造業間のネットワーク関係についての実証分析、第2の側面からは、第1の側面で課題として抽出された課題や問題への具体的な対応を図っている企業群についての調査から、新しい製造業のビジネスモデルについての検討を行った。具体的には、(1)京様式企業モデル、(2)試作品ビジネスモデル、(3)自律分散型生産システムの3つのビジネスモデルについて検討を行った。そして、これらの新しいビジネスモデルの位置づけを、(4)ものづくりの問題点を明らかにするため、諏訪地域におけるコラボレーションを行っている企業やグループと連携し、小型PCを対象として情報通信技術を利用することで製品開発の企画・設計段階から消費者が参加する「オンラインものづくり実験」を行った。企画開始からマーケット調査までのビジネスサイクルの構築全般を実施した。その結果、いくつかの課題は有するが、製品開発手法として消費者参加型でかつ自律分散型の企業体である工業集積でのビジネスモデルが、今後の日本の製造業のビジネスモデルとして有効であることを明らかにした。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (7件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] モジュールとインターフェース、あるいはネットワークの効用2005

    • 著者名/発表者名
      末松千尋
    • 雑誌名

      経済論叢 175・3

      ページ: 45-71

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 日本的な継続的企業関係の情報化と信頼関係2005

    • 著者名/発表者名
      若林直樹
    • 雑誌名

      経済論叢 175・3

      ページ: 72-91

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 工業集積を活かしたオンラインものづくりの可能性2005

    • 著者名/発表者名
      松井啓之
    • 雑誌名

      経済論叢 175・3

      ページ: 92-108

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 海外製品開発拠点の能力構築と国際統合2005

    • 著者名/発表者名
      椙山泰生
    • 雑誌名

      経済論叢 175・3

      ページ: 109-135

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] アーキテクチャ論から見た産業成長と経営戦略2005

    • 著者名/発表者名
      椙山泰生, 大田原準
    • 雑誌名

      中国製造業のアーキテクチャ分析(藤本隆宏・新宅純二郎)(東洋経済新報社)

      ページ: 117-148

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 地方自治体における情報化の失敗に関する事例研究2004

    • 著者名/発表者名
      松井啓之
    • 雑誌名

      組織科学 38・2

      ページ: 51-60

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 経済・経営学からみたコラボレーション2004

    • 著者名/発表者名
      松井啓之
    • 雑誌名

      ECOM『設計・製造データの活用と流通に関する調査研究企業間のエンジニアリングコラボレーション』

      ページ: 31-67

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [図書] 経営戦略と組織間提携の構図2005

    • 著者名/発表者名
      赤岡功, 日置弘一郎
    • 総ページ数
      240
    • 出版者
      中央経済社
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] 労務管理と人的資源管理の構図2005

    • 著者名/発表者名
      赤岡功, 日置弘一郎
    • 総ページ数
      232
    • 出版者
      中央経済社
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] オープンソースと次世代IT戦略-価格ゼロ時代のビジネスモデル2004

    • 著者名/発表者名
      末松千尋
    • 総ページ数
      266
    • 出版者
      日本経済新聞社
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2018-03-28  

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