研究課題/領域番号 |
16016263
|
研究種目 |
特定領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
|
研究機関 | 京都大学 (2005) 神戸大学 (2004) |
研究代表者 |
林 晋 京都大学, 文学研究科, 教授 (40156443)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
2005年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
|
キーワード | UML / Traceability / Reasoning / Requirement / Modeling / Unit test / TDD / tracebility |
研究概要 |
本年度の研究では、主にUMLモデル開発ツールSMARTのアーキテクチャの研究を通して、Reasoning Webの意味論を探求した。また、Reasoning Webの応用上重要となるソフトウェア開発の社会的側面の研究を行った。このために意味論、社会的側面の両分野において世界的に著名なJoseph Goguen教授に協力を要請し、来日いただいて共同研究を行い、また、本研究の広報も兼ねてワークショップを開催した。共同研究の成果としては、自然言語やグラフィカル言語をも含む多言語・多意味論の記述媒体により、妥当性確認、検証、要求の正統性検証としてのトレーサビリティなどを記述する体系としては、同教授のInsitutionと、Institution morphismを使えばよいことが分かった。同教授は、すでにこれらの概念を記号論に拡張し、また、GUIの研究に応用しているが、共同研究により、SMARTのテスト・ケースを、1-ポイント・モデルとして捉えることにより、例からの要求の構築も余極限の一種として捉えることが可能となるという予想外の知見も得られた。また、この研究の中で、常時ログを保存しつつシステムを実行する、SMARTのオムニプレゼント・ログの技術が、本研究の目的ばかりでなく、プログラミング一般に適用できる可能性があること、また、北大のMeme技術などでSMARTをマルチメディア化することにより、SMARTをハードウェア・システムの開発や、歴史学、文献学などの人文科学の研究にも適用できる可能性があることが判明した。
|