研究課題/領域番号 |
16016272
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 会津大学 |
研究代表者 |
林 隆史 会津大学, コンピュータ理工学部, 教授 (20218580)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
2005年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2004年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | セキュリティポリシー / 電子自治体 / XML / 電子透かし / セキュリティ / 系列設計 / ザックマンフレームワーク |
研究概要 |
本研究課題は、単にセキュリティ技術を検討するのではなく、システムの運用管理方法も検討しながら、セキュリティポリシーの策定・実施・改善を主な対象として、着実にセキュアな情報システムを構築・運用していく方法を探ることを目的として検討を進めた。具体的には、i)セキュリティ管理コスト(主に人的コスト)が低くなるようなシステム構成の検討、ii)セキュリティ管理が容易なシステムの検討例として、webベースの事務文書作成システムの実証実験、iii)シンクライアントを利用したシステムの運用に関する実証実験、iv)情報システムの構築、組織事故、リスク分析に関する検討とそのセキュリテイポリシーの策定、実施、改善への応用の検討、v)ザックマンフレームワークのセキュリティへの応用方法の検討、vi)電子自治体では、文書交換が重要な役割を持っていることに着目したXMLとその暗号化やXMLを用いたシステムなどの検討、vii)e-文書法で重要性を増した電子文書のセキュアな保存に重要な役割を持っている電子透かしやステガノグラフィについての検討、viii)利用目的に適した電子透かしやステガノグラフィを実現する系列設計、ix)系列生成や応用システムの実装方法の検討、x)e-文書やIP電話等における電子透かしやステガノグラフィ利用方法の検討等を行なった。 運用に関した検討の成果については主に自治体への提言という形で成果を社会に還元するとともに、学会などにおける発表も行った。 系列生成とその応用については主に研究論文という形で発表した。2値零相関系列、3値零相関系列、擬似白色雑音系列について、いくつかの新しい生成方法を発見するとともに、零相関系列を用いた音声信号へのステガノグラフィの検討を行い、いくつかの成果を得た。
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