研究課題/領域番号 |
16017308
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
田口 文広 国立感染症研究所, 室長 (30107429)
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研究分担者 |
松山 州徳 国立感染症研究所, 研究員
森川 茂 国立感染症研究所, 室長 (00167686)
氏家 誠 国立感染症研究所, 研究員
白戸 憲也 国立感染症研究所, 研究員
座本 綾 国立感染症研究所, 動物管理室, 研究員 (10392325)
渡辺 理恵 国立感染症研究所, ウイルス第三部, リサーチレジデント
中垣 慶子 国立感染症研究所, ウイルス第三部, 臨時職員
水谷 哲也 国立感染症研究所, ウイルス第1部, 主任研究官 (70281681)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
15,000千円 (直接経費: 15,000千円)
2005年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
2004年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
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キーワード | SARS / コロナウイルス / マウス肝炎ウイルス / 細胞侵入 / ウイルス受容体 / SARS-CoV / マウス肝炎ウイルス(MHV) / ウイルスレセプター / スパイク(S)蛋白 / プロテアーセ / S蛋白 / プロテアーゼ / レセプター / エンドゾーム |
研究概要 |
1)SARSコロナウイルス(SARS-CoV)に関する研究 SARS-CoVは通常エンドゾーム経由で細胞内へ侵入することが報告されているが、我々はSARS-CoVのS蛋白の融合活性を誘導するプロテアーゼ(trypsin, elastase等)存在下では細胞膜径路で侵入することを明らかにした。更に、この径路による感染は、エンドゾーム径路感染より100-1000倍感染効率が高いことが判明した(PNAS,2005に発表)。SARSの重症肺炎の発症機序は、ウイルス感染を増強する様なプロテアーゼの存在が重要ではないかと考え、マウスに非病原性細菌感染で肺elastaseを誘導し、SARS-CoVを感染させることにより、ウイルス増殖及び肺の組織障害が高くなることを観察した。今後、更に重症肺炎に至るウイルス側及び宿主側因子の同定を進めたい。 2)マウスコロナウイルス(MHV)に関する研究 神経病原性の高いMHV-JHM株は受容体発現細胞に感染し、その細胞から受容体を持たない細胞に感染することが知られている。我々は、JHM株を直接受容体非発現細胞へ吸着させることにより、感染が成立することをspinoculation法(ウイルスが接種された細胞をウイルスと共に3000rpmで2時間遠心)により証明した。また、受容体非依存性感染にはJHM株のS蛋白の自然条件下で融合能が活性化されるという性質によることも明らかにされた(J.Viro1.2006発表)。
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