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中世北東アジア考古遺蹟データベースの作成を基盤とする考古学・歴史学の融合

研究課題

研究課題/領域番号 16019202
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 人文・社会系
研究機関龍谷大学

研究代表者

村岡 倫  龍谷大学, 文学部, 助教授 (30288633)

研究分担者 徐 光輝  龍谷大学, 国際文化学部, 教授 (70278498)
松田 孝一  大阪国際大学, 経営情報学部, 教授 (70142304)
松川 節  大谷大学, 文学部, 助教授 (60321064)
研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードモンゴル / チンカイ屯田 / チンカイ城 / ハルザン・シレグ遺跡 / 上都 / 興元閣碑 / カラコルム / モンゴル帝国 / ゴビアルタイ / シャルガ / 錦窯 / クビライ
研究概要

本研究は、10世紀から14世紀の北東アジア地域に関する考古・歴史・地理研究情報データベースの構築を通して、考古・歴史・地理等の学融合を目指し、今後の研究の基盤を形成することを目的としている。
平成16年度は、現地調査によるデータ収集を目的に、モンゴル国での遺跡調査を実施し、モンゴル時代の重要な軍事拠点であるチンカイ屯田・チンカイ城の地と思われるハルザン・シレグ遺跡の発見など、大きな成果を上げた。17年度は文献データなどの収集に力を入れ、これまでの蓄積に加えて、モンゴル科学アカデミー考古学研究所のツォクトバータル副所長の協力により、多くの文献情報を得た。それらを基に、東北アジア・モンゴル地域の都市遺跡に関わる発掘報告書、研究文献などを網羅した目録型データベースを構築した。東北アジア・モンゴル地域都市関係研究文献について、WEBを介して検索可能にした。本データベースに登録されている書誌データは多言語にわたるため、全てのデータはユニコードで登録されている。
また、2年間の研究成果をまとめた報告書も作成した。報告書にはまず、平成16年度のモンゴル国における調査の詳細な行動記録を載せ、ついで、村岡倫は、ハルザン・シレグ遺跡調査の総説を述べ、その歴史的意義についても改めて言及した。研究協力者・白石典之によるハルザン・シレグ遺跡実測図面も掲載する。松田孝一は、チンカイ城に関して歴史文献から詳細に研究したものを載せた。徐は中国人民大学歴史学院の魏堅氏の協力のもと、クビライ即位前の根拠地、金蓮川草原にある元の上都(中国内蒙古自治区)の調査を行なった。上都については多くの研究蓄積がこれまでにもあるが、最新の調査の成果を載せる。松川節も、モンゴル国発見の新出史料、『勅賜興元閣碑』碑片の解読を試みたものを掲載。『勅賜興元閣碑』とは、1346年、カラコルムに建てられた漢モ対訳の碑文である。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2006 2005 2004

すべて 雑誌論文 (8件)

  • [雑誌論文] チンカイ屯田と長春真人アルタイ越えの道-ハルザン・シレグ遺跡調査の総括-2006

    • 著者名/発表者名
      村岡 倫
    • 雑誌名

      『中世北東アジア考古遺蹟データベースの作成を基盤とする考学・歴史学の融合』平成16・17年度研究成果報告書 (予定)

      ページ: 42-52

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] クビライ政権時代のチンカイ地区(箚記)2006

    • 著者名/発表者名
      松田 孝一
    • 雑誌名

      『中世北東アジア考古遺蹟データベースの作成を基盤とする考学・歴史学の融合』平成16・17年度研究成果報告書 (予定)

      ページ: 53-60

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 元上都故城について2006

    • 著者名/発表者名
      徐 光輝
    • 雑誌名

      『中世北東アジア考古遺蹟データベースの作成を基盤とする考学・歴史学の融合』平成16・17年度研究成果報告書 (予定)

      ページ: 61-70

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 新発現の漢モ対訳『勅賜興元閣碑』碑片2006

    • 著者名/発表者名
      松川 節
    • 雑誌名

      『中世北東アジア考古遺蹟データベースの作成を基盤とする考学・歴史学の融合』平成16・17年度研究成果報告書 (予定)

      ページ: 78-85

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] クビライ政権成立後のチンカイ地区箚記 チンカイ・バルガスン(称海城)屯田年表2005

    • 著者名/発表者名
      松田 孝一
    • 雑誌名

      北東アジア中世遺跡の考古学的研究 平成15・16年度研究成果報告書

      ページ: 39-46

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 永寧王の系譜とその投下領2005

    • 著者名/発表者名
      村岡 倫
    • 雑誌名

      13,14世紀東アジア史料通信 第3号

      ページ: 1-10

    • NAID

      120005265008

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 平成16年度モンゴル国ゴビアルタイ地方現地調査報告2005

    • 著者名/発表者名
      村岡 倫
    • 雑誌名

      北東アジア中世遺跡の考古学的研究 平成15・16年度研究成果報告書

      ページ: 33-38

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 北京の元代石刻 〜その残り方〜2004

    • 著者名/発表者名
      松田 孝一
    • 雑誌名

      13,14世紀東アジア史料通信 第1号

      ページ: 8-10

    • NAID

      120005265004

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2018-03-28  

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