研究課題/領域番号 |
16027263
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
先崎 浩次 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (30333280)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
2005年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2004年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | カドヘリン / 系統進化 / ゼブラフィッシュ / ゲノム構造 / 接着分子 / インテグリン / 分子多様性 / 神経発生 |
研究概要 |
脊椎動物系統進化の過程でのCNR分子群の機能を明らかにするにあたり、ゼブラフィッシュCNRのゲノム構造解析を行った。マウスCNR遺伝子の共通領域をプローブとしてゼブラフィッシュcDNAライブラリーからゼブラフィッシュCNR(z34)を単離し、このゼブラフィッシュCNRをプローブとしてゼブラフィッシュBAC(Bacterial Artificial Chromosome)ゲノムライブラリーからゼブラフィッシュCNRゲノム領域を含むBACクローンを得た。ショットガンシークエンス法によりBACクローンの全遺伝子配列の同定を行いゼブラフィッシュCNRのゲノム構造を明らかにした。同時にゼブラフィッシュゲノム解析を行っていた他のグループによりゼブラフィッシュCNRのゲノム構造を明らかにしたとの報告がなされ、比較の結果、私たちが解析していたゼブラフィッシュCNRゲノム構造が含まれていない解析結果であった。そこで、ゼブラフィッシュゲノム解析の結果と私たちが解析したゼブラフィッシュCNRゲノム構造解析の結果をまとめ報告した。 マウスやヒトのCNRゲノム構造とゼブラフィッシュのゲノム構造を比較解析した結果、マウスやヒトと比べゼブラフィッシュではCNR分子の数が増え、さらに複雑なゲノム構造を形成していた。また、ゼブラフィッシュCNR遺伝子はマウスやヒトにはないアイソフォームが存在することが明らかにされた。これらのことからゼブラフィッシュにおいてはマウスやヒトと異なるCNR分子の機能が想定される。
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