研究課題/領域番号 |
16043227
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
片桐 晃子 京都大学, 医学研究科, 講師 (00322157)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
2004年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
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キーワード | 樹状細胞 / 接着 / 遊走 / 生体内移動 / ランゲルハンス細胞 / サブセット / ケモカイン / LPS |
研究概要 |
活発な生体内移動をしながら免疫応答を制御する樹状細胞の、遊走の分子基盤は明かとなっていない。低分子量G蛋白質Rap1の下流標的分子RAPLが、樹状細胞に多く発現することを見い出したので、Rap1活性化及びRAPLが樹状細胞におけるケモカインを介する接着及び遊走に関与するかどうかをin vitroで検討するとともに、生体内において、樹状細胞のランゲルハンス細胞の定常状態及び炎症時における所属リンパ節への移動を解析した。正常DCをフィブロネクチン上でケモカイン刺激すると速やかに接着し一極にラッフル膜を形成し移動を開始するが、RAPL欠損DC、Rap1活性抑制分子Spa-1発現DCをケモカイン刺激すると、むしろ浮き上がってくることが判明した。樹状細胞においてもケモカインを介する接着及び遊走は、Rap1及びRAPLに依存していることが判明した。表面リンパ節のサブセット解析によって、CD11c陽性Langerin陽性細胞が低下していることから、定常状態での樹状細胞の移動能力が低下していることが判明した。また炎症時の遊走を調べるため、皮膚にFITCを塗布し、所属リンパ節におけるFITCを取り込んだIa強陽性の皮膚由来のDC数を調べたところ、正常マウスに比べ、顕著な低下が認められた。このことから、Rap1活性化及びRAPLは樹状細胞の生体内での移動にも重要であることが明かとなった。
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