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自己脂質および細菌脂質に応答する、CD1依存性獲得免疫システムの構築基盤の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16043253
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関京都大学

研究代表者

杉田 昌彦  京都大学, ウイルス研究所, 教授 (80333532)

研究期間 (年度) 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
2004年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
キーワードCD1 / 脂質 / T細胞
研究概要

MHC分子は、蛋白抗原の断片であるペプチドを結合し、T細胞に抗原提示する。一方、ヒトグループ1CD1分子(CD1a、CD1b、CD1c)は、自己あるいは外来性の脂質、糖脂質、リポペプチドを結合して、T細胞に提示する新しいタイプの抗原提示分子である。グループ1CD1分子の研究は、これまで主としてヒトより樹立したCD1拘束性T細胞株を用いて行われてきたが、その数は十数株にとどまり、グループ1CD1分子を介したT細胞反応のごく一部を観察してきたに過ぎない。そこで、グループ1CD1に相当する分子を欠いたマウスにヒトCD1遺伝子を導入したトランスジェニックマウスを作製し、グループ1CD1分子を認識するT細胞群の種類、機能やその多様性、免疫監視における意義を生体レベルで明らかにすることを目的として本研究を展開した。まず、PCR法を用いてヒトCD1a、CD1b、CD1cゲノム遺伝子を単離し、エキソン領域の核酸配列の解析から、変異の導入がないことを確認した。さらにCD1cゲノム遺伝子についてはトランスジェニックマウスの作製を完了した。このマウスにおいて、CD1c蛋白の発現は樹状細胞に限局しており、末梢血リンパ球やマクロファージにはその発現を認めなかったことから、ヒトと類似した発現分布が確認できた。したがって、ヒトCD1分子を介した免疫応答を生体レベルで解析するのに極めて有用なマウスモデルが樹立された。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2018-03-28  

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