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生体膜マイクロドメイン制御におけるプラスマローゲンの機能解明

研究課題

研究課題/領域番号 16044235
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関九州大学

研究代表者

本庄 雅則  九州大学, 大学院システム生命科学府, 特任助手 (90372747)

研究分担者 藤木 幸夫  九州大学, 理学研究院・生物科学部門, 教授 (70261237)
研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
2005年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワード生体膜 / マイクロドメイン / プラスマローゲン
研究概要

プラスマローゲンのマクロドメインにおける機能解明
今年度新たにプラスマローゲン合成酵素単独欠損変異CHO細胞を分離し、その相補遺伝子の同定をおこなうとともに、CHO細胞の当酵素の塩基配列を決定した。さらに、当変異細胞において、当蛋白質のmRNAの著減が原因であることも明らかにした。また、当変異細胞と野性型細胞におけるマイクロドメインの比較から、プラスマローゲンはマイクロドメインの構成脂質、構成蛋白質において有意な差が観察されず、プラスマローゲンはマイクロドメインの構造維持には必要が無い事を明らかにした。次に、当変異細胞において、マイクロドメインの標識蛋白質であるモデルGPI結合型蛋白質の細胞内局在を観察したところ、野性型細胞に比べて、リサイクリングエンドソームにより局在していた。さらにモデルGPI結合型蛋白質が局在しているリサイクリングエンドソームでは細胞骨格系の蛋白質が観察された。以上の結果はGPI結合型蛋白質のリサイクリングエンドソームから細胞膜への再輸送過程がプラスマローゲンによって制御されていることを示唆している。また、プラスマローゲン合成の最終段階である小胞体から細胞膜に輸送されたプラスマローゲンの定量法を新たに確立した。さらに、いまだ不明な点が多い脂質の細胞内輸送のモデルとして、プラスマローゲンの細胞内輸送経路を検証し、プラスマローゲンの細胞膜への輸送は、小胞体からの分泌経路を阻害する薬剤に非感受性な輸送経路によって輸送されていることを明らかにした。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2018-03-28  

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