研究課題/領域番号 |
16091103
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 工学院大学 |
研究代表者 |
長嶋 祐二 工学院大学, 情報学部, 教授 (50138137)
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研究分担者 |
森本 一成 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 教授 (00127169)
白井 良明 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (50206273)
神田 和幸 中京大学, 教養部, 教授 (70132123)
黒川 隆夫 京都工芸繊維大学, 工学科学研究科, 教授 (00029539)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 認知科学 / 手話情報工学 / コミュニケーション支援 / 聴覚障害 / 情報福祉 / コーパス |
研究概要 |
聴覚障害班では、母語として手話を用いる聴覚障害者に対して、情報通信端末を介したコミュニケーション支援を目指し、工学および認知科学的側面から手話の認識、生成、符号化・伝送、日常生活支援に必要な基礎的な諸技術の研究開発を推進させることを目的とする。さらに、ろう者・中途失聴者のニード調査を基に、聴覚障害者全般に対して日常生活支援に必要なコミュニケーション支援方法について提言を行なった。 調整班は、手話認識・符号化班、画像生成・表示システム班、認識班およびニード調査班の4計画研究より構成された。 拡大聴覚班会議では、音声言語の音素に関しては詳細な分析が行なわれている視覚班盲ろう組との連携により手話の音素、弁別的特徴、形態素の確定作業をおこなうsIGNDEX V3ワーキンググループを発足させた。分析作業は定期的な合宿、検討会によりsIGNDEX V2の100例文を素材として用いて行なわれている。現在までに、弁別的特徴の記述方法、形態素の抽出方法などの方針が決定され、解析は続行している。次年度以降もこのWGは継続して作業を行なうことが決定されている。 心的負荷の評価では、対話などのタスクにおける評価方法に利用できる可能性の議論を行なった。その結果、NASA-TLXシステムをそのまま利用するのではなく、手話に特化した日本手話版NASA-TLXシステムの試作を行い他の評価との比較検討から有効を見出せた。 本研究を通して得られた成果は、国際会議をはじめ電子情報通信学会論文誌・学会誌、ヒューマンインタフェース学会論文誌・学会誌などに掲載されている。 尚、聴覚障害班では本研究の成果をうけ、sIGNDEX WGの活動を継続すると共に、調整班を核とした4計画研究は、データの共通化、評価方法の統一化、さらに互いの研究に関して議論を継続してゆく。
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