研究課題/領域番号 |
16092207
|
研究種目 |
特定領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
|
研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
武永 康彦 電気通信大学, 電気通信学部, 准教授 (20236491)
|
研究分担者 |
湊 真一 北海道大學, 大学院・情報化科学研究所, 准教授 (10374612)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
11,200千円 (直接経費: 11,200千円)
2007年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2005年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2004年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
|
キーワード | 論理関数 / アルゴリズム / 二分決定グラフ / シンボリックアルゴリズム / パラメータ化計算量 / グラフアルゴリズム / Tree-shellable論理関数 / 二分モーメントグラフ / Tree-Shellable論理関数 / 区間グラフ |
研究概要 |
1.二分決定グラフによるデータ表現については、第一に、二分決定グラフの構造を論理関数で表現する二分決定グラフの非明示的表現を用いて、効率的な表現が可能な論理関数について研究を行ない、多変量閾値関数を入力変数のビット長に依存しないサイズで表現できることを示した。 第二に、A07班山下との共同研究により、量子論理関数を効率よく表現するためのOBDDの変種データ構造を比較検討し、山下が以前に提案したDecisionDiagrams for Matrix Functions(DDMFs)の有効性を理論的に考察した。このデータ構造が、量子論理回路に特有の制約条件をうまく利用しており、単純なOBDDよりも一層データを圧縮し、処理効率を高めていることを明らかにした。 2.OBDDに基づくシンボリックアルゴリズムについては、前年度に引き続き、トポロジカルソートの列挙、OBDDによる画像処理アルゴリズムについて研究を行なった。前者では先行頂点数等を求めることにより従来法より計算過程でのOBDDサイズを大幅に抑えられることを示した。後者ではOBDD予測符号化を用いることによりOBDDサイズが圧縮可能であり、提案済みの画像処理アルゴリズムをほぼそのまま利用できることを示した。また、OBDDを用いたナンバーリンクの解法、問題の正当性の判定手法の提案・実装を行なった。
|