研究課題/領域番号 |
16200006
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 東京大学 (2005-2007) 筑波大学 (2004) |
研究代表者 |
大澤 幸生 東京大学, 大学院・工学系研究科, 准教授 (20273609)
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研究分担者 |
山田 雄二 筑波大学, ビジネス科学研究科, 准教授 (50344859)
矢田 勝俊 関西大学, 商学部, 教授 (00298811)
高間 康史 首都大学, 東京・システムデザイン学部, 准教授 (20313364)
砂山 渡 広島市立大学, 情報科学部, 准教授 (40314398)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
31,590千円 (直接経費: 24,300千円、間接経費: 7,290千円)
2007年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2006年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2005年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2004年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
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キーワード | 組織的チャンス発見 / シナリオマップ・システム / コミュニケーション / イノベーション / 空間の共有感 / 戦略立案 / データ可視化 / チャンス発見 / 合意形成 / 創造支援 / 織的意思決定 / データマイニング / シナリオマップ / 組織的意思決定 / マーケティング / デザイン支援 / シナリオ・マップ / アノテーション支援技術 / 環境の地図表現 |
研究概要 |
ビジネスなどの現場データからシナリオマップを可視化し、これを視察する複数の人物が組織としての共同意思決定を行うためのシステムを構築することを狙った。組織とは、目的をあるレベルまで共有する人の集団と位置づけ、本研究プロジェクトの構成組織、大学における研究室、異種の企業等のメンバーが集まって社会的に有益な目的を達成しようとする研究会など多方面の組織を具体的な実験対象とし(1)ビジネスデータを可視化したシナリオマップ(2)合意形成すべきメンバー間でシナリオマップと、各メンバーの想定する未来のシナリオを視覚的に共有するインタフェース(3)参加する適切なメンバーを招集するのを支援する検索機能を基本機能とし、各ユーザは自分の固有端末から組織意思決定プロセスに参加できるようにするという研究である。 4年間の研究では、当初目指したオンラインによるシナリオマップの共有と遠隔地による共同操作だけではなく、実空間でシナリオマップを共有しながらグループで創造的にシナリオを編み出す新たな手法を開発した。当初の研究目的を達成し、拡張する展開に達する成功を収めたといえよう。 応用的な研究を目指す上でこそ基礎的なアルゴリズムの開発部分について組織的な連携体制を工夫して進めた。山田の数理モデルの基本的な考え方は、シナリオマップ可視化の基本アルゴリズムとして活かされた。表示モジュール担当の砂山も新たなデータ解析アルゴリズムを編み出し、高間は気づきを促すヒューマン・マシンインタラクションに成果を挙げた。全体が、現場め利用者視点でのニーズを常にフィードバックした矢田の活動と大澤のビジョン構築に牽引された。
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