研究課題/領域番号 |
16200010
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 国立情報学研究所 |
研究代表者 |
佐藤 健 国立情報学研究所, 情報学プリンシプル研究系, 教授 (00271635)
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研究分担者 |
武田 英明 国立情報学研究所, 情報学プリンシプル研究系, 教授 (80252831)
市瀬 龍太郎 国立情報学研究所, 情報学プリンシプル研究系, 助教授 (00332156)
北村 泰彦 関西学院大学, 理工学部, 教授 (00204917)
山口 高平 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (20174617)
福田 直樹 静岡大学, 情報学部, 助手 (30345805)
和泉 憲明 独立行政法人産業技術総合研究所, サイバーアシスト研究センター, 研究員 (50293593)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
42,900千円 (直接経費: 33,000千円、間接経費: 9,900千円)
2006年度: 12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
2005年度: 14,820千円 (直接経費: 11,400千円、間接経費: 3,420千円)
2004年度: 15,340千円 (直接経費: 11,800千円、間接経費: 3,540千円)
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キーワード | 投機的計算 / Web連携 / Webサービス / オントロジー / Web Service |
研究概要 |
本研究では、以前から行ってきたマルチエージェントシステムでの先行投機的処理の研究ならびにオントロジーの概念対応学習アルゴリズムの研究を融合し、以前から開発が行われていたビジネスサービス連携プラットフォームを拡張して、高信頼かつ高度相互運用性を持つエージェントシステムを構築することを目的とした。 具体的な主な成果としては、以下が挙げられる。 (1)先行投機的計算の処理が失敗する場合に対して失敗状況から回復するために再計画が必要となるが、計画断片の失敗状況での変更をルール化することで再計画を効率的に行う手法を提案した。 (2)上のような先行投機的処理が失敗した場合のバックアップの概念の実現可能性を探るために、既存の出張業務支援システム上にバックグラウンドで先行投機的処理を行うエージェントを実装した。そのシステムにおいては、交通機関の検索手続きをしている問に、先行投機的に出張先の宿泊先の仮予約を行い、もし、その予約がユーザによって選ばれた場合には、その予約を本予約にし、選ばれなかった場合は仮予約をキャンセルしユーザの指定する宿泊先を予約することでバックアップができることを確認した。この方式であれば、先行投機的処理をundoするようなことができれば、かならずバックアップが成功することが保証される。 (3)Webサービスを連携するために必要となるオントロジー統合技術について研究を行った。特に,異なるオントロジーに対して、整合性を持たせて統合を行う手法について研究を行い、そのために必要となる統合技術の開発を行った。 (4)Semantic Webの技術を用いて、RDF情報をもとに、擬人化エージェントがWeb情報の内容を対話的に説明できるシステムを開発した。またWikiの枠組みを用いて、RDF情報を容易に生成するためのSemantic Wikiシステムを開発した。 (5)粗粒度のタスクオントロジー、中粒度のWeb/アプリケーション/手作業オントロジー、実際に動作するプログラムを相互に関連づけ、複雑な業務のワークフローを自動生成するシステムを開発した。また、既存のオントロジー群を再利用できるように、オントロジー構築支援ツールDODDLEを拡張した。
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