研究課題/領域番号 |
16200017
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報図書館学・人文社会情報学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大木 康 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (70185213)
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研究分担者 |
尾崎 文昭 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (70126019)
丘山 新 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (90185489)
長澤 榮治 (長澤 栄治) 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (00272493)
永ノ尾 信悟 (永ノ尾 信吾) 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (40140959)
鎌田 繁 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (70152840)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
47,580千円 (直接経費: 36,600千円、間接経費: 10,980千円)
2007年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2006年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2005年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2004年度: 12,480千円 (直接経費: 9,600千円、間接経費: 2,880千円)
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キーワード | アジア / 古籍 / 電子図書館 / 漢籍 / サンスクリット / 写本 / イスラーム / アラビア語 / ダイバー / ダイバーコレクション / インド古典語 / 貴重古籍 / 画像データベース / エジプト社会史 / サンスクリット写本 / エジプト新編地誌 / ビルマ借金文書 |
研究概要 |
本研究では、具体的成果として二つの部門からなる「アジア古籍電子図書館」が実現された。 1)「漢籍電子図書館」の構築に関しては、本研究所が所蔵する漢籍約8万点の中から、資料自体の価値と希少性、他機関の所蔵状況、見込まれる需要などを多面的に考慮し、貴重漢籍約500点が選定され、約15万コマからなる画像データが作成され、全文画像データベースとして、国内外に先駆けて大量の画像が公開された。これは、既に完成している漢籍目録データベース(これも国内外に先駆けて構築されたもの)と連動するものであり、両データベースの価値を相互に高め合うことになった。この成果は、漢籍に関する総合データベースのパイロット・スタディとなるものであり、その意義は国際的なものである。なお、作成に際しては、国際的な汎用性と将来性を考慮し、古籍電子図書館の標準フォーマットを提示し、台湾国家図書館と中国国家図書館の実務担当者と、国際共同研究の可能性について討議した。 2)「西・南アジア古籍電子図書館」の構築に関しては、西アジア研究の資料である「ダイバー・コレクション」目録の全文テキスト入力(アラビア文字・ローマ字転写表記)を行うとともに、画像データ入力も完成した。この他にも「エジプト議会議事録」「エジプト新編地誌」「トルコ語官報」(いずれもアラビア文字資料)について、テキスト情報と画像情報を連係したデータベースの作成を進めた。 南アジア古籍資料としては、東京大学総合図書館所蔵の「サンスクリット写本コレクション」の画像データベース化を実現した。 上記の諸資料は、当該地域を含めて世界的に希少な資料であり、電子図書館によって世界の各地から利用することが可能となり、世界の学界に貢献するところ大である。
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