研究分担者 |
瀬戸 浩二 島根大学, 汽水域研究センター, 助教授 (60252897)
堀之内 正博 島根大学, 汽水域研究センター, 助教授 (30346374)
倉田 健悟 島根大学, 汽水域研究センター, 助教授 (40325246)
清家 泰 島根大学, 総合理工学部, 助教授 (30243421)
大谷 修司 島根大学, 教育学部, 教授 (50185295)
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配分額 *注記 |
33,280千円 (直接経費: 25,600千円、間接経費: 7,680千円)
2006年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2005年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2004年度: 14,300千円 (直接経費: 11,000千円、間接経費: 3,300千円)
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研究概要 |
本研究では,湖環境の修復が急務となっている宍道湖・中海の湖岸域を調査地域として,自然再生事業による湖岸帯の回復過程を調査・研究の対象に,地域住民主体の粗だが長期的・高頻度なモニタリング法を確立するため,そのモニタリング結果に科学的な根拠を与える科学者主体の密だが短期的なモニタリング法を開発した 平成18年秋には,3年間の調査・研究のこれまでの成果を総括し,今後の調査・研究の進め方について外部の研究者らによる意見・批評を受けるべく,愛媛大学で開催された日本陸水学会大会の自由集会において,「宍道湖・中海の自然再生-その現状とモニタリング-」と題した発表を次のように行った:(1)本自由集会開催の主旨説明,(2)島根県宍道湖の沿岸における自然再生と環境調査,(3)宍道湖西岸の「ヨシ原再生湖岸」における魚類群構造とその簡便なモニタリング方法について,(4)汽水域における堆積物の観察による底質環境のモニタリング,(5)宍道湖・中海の自然再生-その現状とモニタリングについて-付着藻類の定着過程,(6)亜鉛還元-C18小型カラムを用いる環境水中硝酸イオンの現場簡易定量,(7)汽水域での自然再生現場における生態系モニタリング-炭素および窒素の動態を通じて沿岸生態系の構造と機能の変化を探る-. これまでのところ,地域住民主体の粗だが長期的・高頻度なモニタリング法の科学的裏づけとなる研究者主体の密だが短期的である研究成果については一定の成果を挙げることができたので,今後は住民主体の粗だが長期的・高頻度な長期モニタリング法を確立したいと考えている.
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