研究課題/領域番号 |
16201011
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
藤堂 剛 京都大学, 放射線生物研究センター, 教授 (90163948)
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研究分担者 |
亀井 保博 京都大学, 放射線生物研究センター, 助教 (70372563)
三谷 啓志 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
清木 誠 科学技術振興機構, SORSTプロジェクト・近藤研究チーム, 研究員 (50226619)
谷口 善仁 京都大学, 医学研究科, 助手 (00324616)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
48,750千円 (直接経費: 37,500千円、間接経費: 11,250千円)
2006年度: 14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)
2005年度: 13,910千円 (直接経費: 10,700千円、間接経費: 3,210千円)
2004年度: 20,800千円 (直接経費: 16,000千円、間接経費: 4,800千円)
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キーワード | 突然変異体 / TILLING / メダカ / 逆遺伝学 / 環境変異原 / 放射線 / 逆遺伝学(Reverse Genetics) / 環境変動 / 紫外線 |
研究概要 |
環境因子の生物影響を考える上で、突然変異は重要な位置を占める。本研究は、突然変異生成機構の制御メカニズムを個体レベル・組織レベルで解析する事を最終目標として、メダカをモデル生物として用いた新たな解析系を構築する事を目指したものである。この新たなシステム構築の一環として、メダカにおける「逆遺伝学的手法の確立」と「組織特異的遺伝子発現系の確立」を目指した。前者については、TILLING法に依るメダカ突然変異個体作成系の確立を行った。ENU処理したメダカ(GO)由来のF1雄を約6,000ライン樹立し、それらから精子とゲノムDNAのライブラリー化を行った。このライブラリーを用い、TLS DNA polymeraseの一つであるRev1遺伝子の変異体スクリーニングを行い、2個のヌル変異体を含む16個の変異体を得ることに成功した。これらの変異体について、その機能解析を行ったところ、DNA合成活性を失った変異体、他タンパクとの相互作用を失った変異体等、様々なタイプの変異体が得られている事が確認できた。「逆遺伝学的手法の確立」に成功し、目的遺伝子変異体の作成を自由に行えるようになった。また後者についても赤外レーザを用いた遺伝子発現制御系の確立を行う事ができた。しかしながら、本技術のメダカへの応用は現在進行中である。本研究で確立した「逆遺伝学的手法」との併用に依るユニークな遺伝子機能解析系の確立の技術的障壁が全て克服でき、今後の応用が期待できる。
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