研究課題/領域番号 |
16201050
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
坂内 徳明 一橋大学, 大学院・言語社会研究科, 教授 (00126369)
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研究分担者 |
加藤 博 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (10134636)
齊藤 寛海 (斎藤 寛海) 信州大学, 教育学部, 教授 (00020628)
立石 博高 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (00137027)
長澤 榮治 (長澤 栄治) 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (00272493)
大月 康弘 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (70223873)
竹内 啓一 一橋大学, 名誉教授 (00017617)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
49,140千円 (直接経費: 37,800千円、間接経費: 11,340千円)
2007年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
2006年度: 12,090千円 (直接経費: 9,300千円、間接経費: 2,790千円)
2005年度: 13,910千円 (直接経費: 10,700千円、間接経費: 3,210千円)
2004年度: 12,610千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 2,910千円)
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キーワード | 地中海 / 国際研究者交流 / エコロジー構造 / 海域 / ギリシャ / エジプト / マルタ / オアシス / ギリシャ:エジプト:マルタ / 島 |
研究概要 |
地中海島嶼社会(イビサ(スペイン)、マルタ(マルタ)、ナクソス(ギリシャ)、シーワ・オアシス(エジプト))を分析しながら、海域研究のための理論的、方法論的考察を行った。 現地調査では、(1)現地マイクロエコロジーの構造分析(生存物資の調達方法やその範囲、自然環境との共存関係)、(2)現地集落(村落/町/より広域的な生活圏)内での経済活動状況、社会関係のサンプリング調査、1978年以降の人工動態・社会変動(社会関係)分析、(3)周辺島嶼を含むネットワークの中での当該島嶼の役割(対外関係)分析、(4)各国内での当該島嶼の政治・経済的位相(対外関係)分析、(5)都市圏への移民状況(対外関係)分析、を推進し、資料の収集、現地インフォーマントよりの情報収集・分析に努めた。 調査所見として以下の諸点が確認された。(1)1970年代以降のツーリズムの進展によって、現地の経済構造変容が加速された、(2)人口構造(外来者の定着状況を含む)にも注目すべき変化が看取された。資料分析の結果からも、以上の諸点は強く認識された。 本研究では、未着手の調査観点に関する情報の収集に努めながら、調査研究項目の調整、および調査対象島嶼に関する文献調査、統計資料収集・分析を実施した点に特徴である。インフォーマントへの調査結果はなお分析余地があり、研究作業を今後も継続する予定でいる。 なお、研究成果は一橋大学で月例の研究会で、各研究分担者が担当する分野に即した資料分析の結果を持ち寄ることで遂行された。この月例研究会では、海域研究の視覚と方法についても議論を深めた。成果は、欧文の論集Mcditcrranean World 19ほかで公刊した。
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