研究課題/領域番号 |
16202018
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
西洋史
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
佐藤 勝則 東北大学, 大学院文学研究科, 教授 (40106737)
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研究分担者 |
北川 誠一 東北大学, 大学院国際文化研究科, 教授 (50001813)
小島 健 立正大学, 経済学部, 教授 (00211897)
山崎 彰 山形大学, 人文学部, 教授 (30191258)
小原 豊志 東北大学, 大学院国際文化研究科, 助教授 (10243619)
三瓶 弘喜 熊本大学, 文学部, 助教授 (60284717)
高橋 純一 埼玉大学, 経済学部, 教授 (30143241)
佐藤 雪野 東北大学, 大学院・国際文化研究科, 助教授 (40226014)
関内 隆 東北大学, 高等教育推進センター, 教授 (50125473)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
32,890千円 (直接経費: 25,300千円、間接経費: 7,590千円)
2006年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2005年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2004年度: 18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
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キーワード | 連邦制的地域統合 / 垂直財政調整 / 水平的財政調整 / 目的連合 / 信仰共同体 / 地域通貨 / 地域的資金循環 / 市民社会的公共性 / 水平財政調整 / 連邦制 / 神聖ローマ帝国 / 教区共同体 / 誓約共同体 / 等族議会 / 地域主権 / エウレギオ / セギェヴォー連合 / ヨーロッパ統合 / 比較社会構造史 / ゲマインデ自治 / 身分制地方等族議会 / 多元主義 / 土地問題と自治問題 / ハプスブルク帝国史 |
研究概要 |
平成18年度は、研究メンバーの一人、小島健が単著『欧州建設とベルギー-統合の社会経済史的研究-』日本経済評論社を刊行した.研究メンバー全員の共同研究財産となった.また平成20年度の出版助成金取得による共同研究成果の刊行(『比較連邦制史の研究』)のための準備作業として、研究成果報告書をとりまとめた.同時にこの3年間(平成16年度-18年度)の共同研究を通して達成しえた研究成果を確認すべく研究参加者全員に対して、以下の発問を行った. 1.共同研究テーマ上の新知見2.個別研究上の新知見.そして共同研究成果刊行のために必要な論集の章節構成を確認する作業を行った.メール会議の形でこれらの点につき、検討に付した. ここでは、1.共同研究テーマ(連邦制的地域統合)上の新知見として挙げられた諸点を確認しておきたい. (1)連邦制的地域統合の前提となるのは、基礎自治体である信仰共同体への定住性の確保とそれを保証する独立した自営農民、手工業者、小商人を基本要素とする市民的共同性の成立にあること. (2)社会的流動性を前提としたアメリカ社会においても、地域共同体の存続を保証するための法的枠組み、資金循環的枠組みそして空間的な枠組みの形成が、コミュニティ、州レヴェルにおいて模索されていること. (3)市民的な共同性の確保を前提とした、連邦制的地域統合のためには、「上から」の公共性の形成(垂直的な財政調整)ではなく、「下から」の公共性の形成(水平財政調整と「目的連合」)が決定的な意味を有すること. なお、3年度にわたる基盤研究の成果として、各人の到達水準を示す研究成果報告書をとりまとめた.この成果の上に、今後科学研究費研究成果刊行助成金(平成20年度)を申請したい.
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