研究課題/領域番号 |
16203018
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
加藤 博 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (10134636)
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研究分担者 |
佐藤 宏 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50211280)
後藤 寛 横浜市立大学, 国際総合科学部, 准教授 (40333710)
岩崎 えり奈 (岩崎 えりな) 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 特任講師 (20436744)
土屋 一樹 日本貿易振興機構, アジア経済研究所, 研究員
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
47,060千円 (直接経費: 36,200千円、間接経費: 10,860千円)
2007年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2006年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
2005年度: 12,480千円 (直接経費: 9,600千円、間接経費: 2,880千円)
2004年度: 15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
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キーワード | エジプト / 世帯調査 / GIS / 人口移動 / 貧因 / 貧困 / アフリカ |
研究概要 |
本研究は、貧困問題と環境問題を中心に、現在、体制移行期にあるエジプトが直面している社会問題を、歴史的視点を導入しつつ、多角的かつ実証的に分析することを目的とした。ここで多角的とは、(1)法令を中心とした記述資料に基づく制度分析、(2)政府作成のマクロ経済社会統計データに基づく歴史統計分析、(3)世帯調査の実施によるミクロ統計データの収集に基づく家計分析、(4)歴史地図を含む地理データに基づくGIS(地理情報システム)分析、の性格の異なる四つのデータ・情報に依拠する研究を融合させることを意味している。 4年の研究期間中、最も時間を注いだのは、19のエジプト農村における世帯調査による世帯単位での経済・社会関係の基礎データの情報の収集であり、これらの統計データを、統計処理するのみならず、それらを地図のうえで空間分析するための村落居住地域に関するブロック・フラット単位でのデジタル地図作成であった。19の調査村落は、エジプトの地域的な偏差を考慮して抽出した。つまり、下エジプトについては、アブー・スィネータ村、アブー・タワーラ村、カフル・シュブラフール村などの8つ、上エジプトについては、ホーマ村、アウラード・シェイフ村、カワーメル・バハリー村などの6つ、そしてオアシス地方(ワーディー・ジャディード県)については、ラシュダ村、バラート村、ブーラーク村などの5つである。その結果、9730世帯から社会経済的な基礎データを収集することが、また5つの村の居住地域に関するデジタル地図を作成することができた。げんざい、その分析を進めているが、その成果の一端は、最終報告書(Studyof Regional Diversity in Egypt from Multi-Perspective Views)としてまとめた。
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