研究課題/領域番号 |
16203019
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
多和田 眞 (多和田 真) 名古屋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (10137028)
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研究分担者 |
松本 昭夫 中央大学, 経済学部, 教授 (50149473)
酒井 泰弘 滋賀大学, 経済学部, 特任教授 (40093760)
鄭 小平 立命館大学, 経済学部, 教授 (50251012)
氷鉋 揚四郎 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究所, 教授 (90189762)
大川 昌行 (大川 昌幸) 立命館大学, 経済学部, 教授 (50291761)
大沼 あゆみ 慶応義塾大学, 経済学部, 教授 (60203874)
下村 和雄 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (60116217)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
42,770千円 (直接経費: 32,900千円、間接経費: 9,870千円)
2007年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2006年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2005年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
2004年度: 14,950千円 (直接経費: 11,500千円、間接経費: 3,450千円)
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キーワード | 自由貿易協定 / リスク管理 / 東アジア経済 / ゲームの理論 / 国際貿易理論 / 国際的理論 |
研究概要 |
本研究課題は国際地域間共通市場形成のための国際貿易の理論的研究と共通市場の形成に伴うリスクの発生に対する対応を含めた国際間のリスク管理の研究とこれらを特にアジア経済に適用して考察するためのアジア経済の分析の3つに分けて考察してきた。 まず、国際貿易の研究においては、近年の市場形態の特徴である不完全競争市場を考慮に入れて、国際貿易の理論的分析を行った。特にこのような不完全競争市場が国際貿易のパターンや貿易利益にどのような影響を及ぼすかを考察した。またリスク管理の研究については、近年、特に早急な対応の必要性が認識されている食料貿易に関するリスクの問題を含めて、食の安全性に対する事前的警告のための情報システムの構築のための分析や、環境・技術リスクに対応するための早期警戒プラットフォームの試行的構築の分析を行った。アジア分析では東アジアの経済共同体の形成の可能性やバングラデッシュや韓国における良質な水の供給の問題、中国の地域格差の問題とその是正などの分析に取り組んだ。 特に中国やインドといった人口大国を抱えるアジアでは食料、環境問題に関して国家間において大きなリスクが存在しており、これらのリスクは近年ますます増大していることが分析を通して認識された。一方においてグローバル化による国際貿易の進展による国家間の経済的利益は無視することはできず、東アジア経済共同体の構築は経済的に重要な課題であることが認識された。したがって、国家間で情報を共有し、食品や環境等で発生する国境を越えたリスクに対する早期警告支援システムの試作の提示を行った。
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