研究課題/領域番号 |
16205014
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
光藤 武明 京都大学, 工学研究科, 教授 (90026344)
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研究分担者 |
近藤 輝幸 京都大学, 工学研究科, 助教授 (20211914)
和田 健司 京都大学, 工学研究科, 講師 (10243049)
浦 康之 京都大学, 工学研究科, 助手 (40335196)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
51,350千円 (直接経費: 39,500千円、間接経費: 11,850千円)
2005年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
2004年度: 41,600千円 (直接経費: 32,000千円、間接経費: 9,600千円)
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キーワード | 環境調和型触媒 / ルテニウム錯体 / 炭素-炭素結合切断 / 共三量化反応 / 共二量化反応 / アクリル酸 / フェノラート錯体 / アクア錯体 / ルテニウム錯体触媒 / アルキン / カルボニル化反応 / ヒドロキノン / スルフェンアミド / シクロブテノン / フェノール / オキソシクロヘキサジエニル |
研究概要 |
高い原子効率で、副生成物を排出しない省エネルギー環境調和型新合成反応の開発には、高度な触媒機能を有する新しい遷移金属錯体の創製が不可欠である。本研究では、まず我々が初めて合成した0価ルテニウム錯体Ru(η^6-1,3,5-cyclooctatriene)(η^2-dimethyl fumarate)_2(1)を出発原料とし、その高選択的な配位子交換反応により、芳香族炭化水素、p-キノンおよびビキノン類、およびPyboxに代表される窒素三座配位子を有する新規0価ルテニウム錯体群の創製に成功した。さらに、錯体1とフェノールならびに水との量論反応について詳細に検討を行った結果、新規2価ルテニウムフェノラート錯体、ならびに配位した水分子の酸素がキラルである新規0価ルテニウムアクア錯体の合成に成功し、それぞれの錯体の特異な構造を単結晶X線構造解析により明らかにした。また、アクア錯体については、キラルカラムを備えたHPLCにより光学分割に成功した。一方、異種アルケンおよび異種アルキンの触媒的共二量化、共三量化反応は、副生成物を排出しない環境調和型炭素-炭素結合生成反応である。本研究では、まずルテニウム錯体触媒を用いるアセチレンジカルボン酸ジメチル、1-デシンおよび3-ヘキシンの共環化三量化反応の開発に成功した。さらに亜鉛を還元剤として用いる新規なルテニウム錯体触媒系を開発し、2-ノルボルネン類とアクリル酸誘導体との共二量化反応、および2,3-ジヒドロフラン類とα,β-不飽和エステル類との共二量化反応が、それぞれ高位置および立体選択的に進行することを見出した。以上の反応は、いずれも原子効率100%で進行する新規機能性有機材料モノマー合成法である。
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