研究分担者 |
重石 光弘 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 准教授 (50253761)
友田 祐一 熊本大学, 工学部技術部, 技術職員 (90418830)
鎌田 敏郎 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10224651)
渡辺 健 (渡邉 健) 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 助教 (50332812)
鈴木 哲也 日本大学, 生物資源科学部, 助手 (30434103)
内田 昌勝 (株)太平洋コンサルタント研究センター, 主任研究員
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配分額 *注記 |
48,230千円 (直接経費: 37,100千円、間接経費: 11,130千円)
2007年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2006年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2005年度: 18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円)
2004年度: 14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
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研究概要 |
コンクリート材料の破壊制御を,従来から多く見られる材料開発の研究ではなく,既設コンクリートを対象に,弾性波を用いて非破壊的に監視と機構解明を行って破壊を制御する手法の開発を研究した。 1.AE法によるコンクリート材料の破壊機構の同定法の開発に関する研究では,各種の破壊過程の分析や鉄筋腐食過程の解明を行った。 2.非破壊的な手法による破壊監視法の開発に関する研究では,内部欠陥の監視法への弾性波の適用性を明らかにし,実用的な監視法の提案を行った。 3.動的破壊機構の動弾性理論に基づいた解明に関する研究では,動的な外力によるコンクリート材料の破壊挙動について理論的に解明し,パリスパワーの骨材のリサイクル化やAE法の適用性を検討した。 4.コンクリート材料の破壊機構の解明と破壊制御への適用に関する研究では,海外研究協力者との共同研究を通して,コンクリート材料の破壊制御への破壊力学の適用と内部破壊機構の可視化を行った。 5.材料の微視的な損傷累積機構の解明では,破壊制御を目的とした材料への損傷力学の適用に関して,AE計測との融合研究を展開した。 6.非破壊的な破壊制御法の提案ではAEモーメントテンソル解析(SiGMA)によるひび割れの機構解明,衝撃弾性波による内部欠陥の同定,AE法による損傷累積過程の評価,動的外力の基準化とそれによる破壊モードの解明など,これまでに述べた研究の全ての成果をとりまとめた。そして,結果を統一的に整理し,コンクリート材料の破壊を目的に応じて制御する手法とシステムを提案した。
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