研究分担者 |
田中 仁史 京都大学, 防災研究所, 教授 (20132623)
西山 峰広 京都大学, 工学研究科, 准教授 (50183900)
河野 進 京都大学, 工学研究科, 准教授 (30283493)
塩原 等 東京大学, 工学研究科, 准教授 (50272365)
倉本 洋 豊橋技術科学大学, 工学部, 准教授 (20234544)
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配分額 *注記 |
50,310千円 (直接経費: 38,700千円、間接経費: 11,610千円)
2007年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2006年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
2005年度: 10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)
2004年度: 24,310千円 (直接経費: 18,700千円、間接経費: 5,610千円)
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研究概要 |
損傷評価法の確立については,材料・部材・層・構造物全体での損傷の種類とその力学的損傷度合いの評価、損傷予測法の提案と各種外乱に対する適応性とその精度評価、ひび割れ幅や残留変形などによる部材から骨組みの塑性率などによる構造物全体での評価を含めた損傷評価手法の開発をおこなうこと,損傷制御構造形式の開発については,エネルギー吸収性と自己復元性を有する構造要素を積極的に取り入れ、材料・部材・層・構造物全体に対して、設定許容損傷限界を満足する構造形式の確立をおこうことを目的として研究を行った。具体的には,以下の研究を遂行した。 ・プレキャストコンクリート板と周囲の柱や梁を,ダウエル鉄筋を介して接合する工法を対象に,非構造壁が建物耐震性能に及ぼす影響を検討するための基礎的資料を得ることを目的として,非構造壁をモデル化した7体の実大の試験体を作製し,接合部の位置や個数,完全スリットの幅,鉄筋の定着方法を変数とした静的漸増振幅繰返し載荷実験を行い,それらの強度や復元力特性に関する比較検討を行った。 ・粘弾性ダンパー付き間柱による既存RC造共同住宅の制震補強構法の開発に資する基礎資料を整備することを目的として、ダンパーの有無と設置位置を実験変数とした3層1スパンRCフレームの動的載荷実験を行い、当該フレームの動的特性に及ぼす粘弾性ダンパーの補強効果とダンパー設置位置の影響について検討した。 ・付着挙動と応力再配分を,分散ひび割れモデルを用いたFEMにより直接計算し,ひび割れ幅を求める手法を開発し,ひび割れ後の応力再配分を行うことにより,実用的な精度でひび割れ幅を算出することが可能になった。 ・有開口耐震壁のせん断性状の把握を目的として,開口周比が0.4前後で,開口が偏在及び多層に渡る計7体のRC造耐震壁の静的載荷実験を行った。
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