研究課題/領域番号 |
16206061
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
両角 光男 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (50040449)
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研究分担者 |
位寄 和久 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (00244103)
本間 里見 熊本大学, 大学教育機能開発研究センター, 准教授 (60284741)
伊藤 重剛 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (50159878)
村上 祐治 九州東海大学, 工学部, 教授 (60389525)
大西 康伸 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 助教 (20381006)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
44,850千円 (直接経費: 34,500千円、間接経費: 10,350千円)
2007年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2006年度: 14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
2005年度: 11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)
2004年度: 11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
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キーワード | 設計教育 / 情報共有 / 授業プログラム / ウエブ技術 / デジタル画像アーカイブ / ハイブリッドラーニング / 授業支援 / 建築教育 / Web技術 / デジタルアーカイブ / インストラクショナルデザイン |
研究概要 |
1.建築設計演習は、設計者としての創造的思考や表現能力を養う場であると共に、建築各分野の個別授業科目で得た知識を包括的に理解し、具体的な問題解決に向けて応用する場としての期待がある。しかし教員や学生間、さらには授業科目間の的確な情報共有が難しく、その効果は限定的だった。 2.遠隔協調設計技術を応用した情報共有支援システムの機能を開発拡充すると共に、熊本大学工学部建築学科3年次前期と後期開講の二つの設計演習授業の現場で、改善を繰り返しながら、目的実現にむけた授業プログラムを検討した。 3.具体的には、課題制作を通して建築計画各論の知識を応用し設計の方法を学ぶという従来型の内容に、都市計画や都市デザイン、さらには構造計画・構造設計も学習対象に加えた。 4.支援システムとして、(1)GW-Notebookと呼ぶ設計情報交換システム、(2)MRIと呼ぶ写真など敷地環境調査で収集して画像情報を地図上で検索閲覧するシステム、(3)IDAと呼ぶ建築写真などの設計資料を蓄積しネットを通して検索閲覧するシステムを開発した。いずれも教員学生が授業時間外にインターネットを通して検索閲覧し意見交換する機能と共に、製図室における対面授業時に時間外に蓄積した作業成果を対話的に操作しながらプレゼンテーションする機能を持つ。 5.3年間の試行を通して、学生の作業成果が向上し、また学生の評価も高かったことから、提案の成果を確認した。しかし、3年次の専門知識量の限界もあることから、特定の地域をフィールドに、学部から大学院まで含めて複数の授業科目を配置し、教材データベースや各授業の作業成果を交換共有できるような環境を整備することで、並行して展開する問題発見・解決型の演習授業の密度を上げようという、フィールド連携アクティブラーニングの構想とその支援システムを提案した。
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