研究課題/領域番号 |
16208025
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業環境工学
|
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
古在 豊樹 千葉大学, 学長 (90081570)
|
研究分担者 |
後藤 英司 千葉大学, 大学院・園芸学研究科, 教授 (00186884)
丸尾 達 千葉大学, 大学院・園芸学研究科, 准教授 (20143266)
高垣 美智子 千葉大学, 大学院・園芸学研究科, 准教授 (00206715)
石神 靖弘 千葉大学, 大学院・園芸学研究科, 助教 (50361415)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
50,050千円 (直接経費: 38,500千円、間接経費: 11,550千円)
2007年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2006年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
2005年度: 14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
2004年度: 20,670千円 (直接経費: 15,900千円、間接経費: 4,770千円)
|
キーワード | 閉鎖型システム / 人工光 / 環境調節 / 薬草 / 植物環境応答 / 環境保全 / 省力 / 高付加価値植物生産 |
研究概要 |
本研究は、閉鎖型植物苗生産システムを用いて、省エネルギ・省資源的・省力的・省スペース的に高付加価値苗の生産を行うための多くの基礎的知見をもたらし、さらに実用システを開発するための基礎データを提供した。主な成果は下記の通りである。 1)閉鎖系でのみ実現容易な環境として連続(24時間)明期および明期を日増しに長くすることによる成長促進効果をトマト育苗期間について示した。 2)薬用植物であるセイヨウオトギリソウ(St John's wort,Hypericum)の薬効成分濃度と生長量に温度、光質、収穫時期、遺伝的形質などがおよぼす影響を明らかにし、薬用植物の閉鎖型システムにおける商業生産が可能であることを示唆した。 3)閉鎖型システムにおける水利用効率およびCO_2利用効率におよぼすトマト実生個体群の葉面積指数および換気回数の影響を明らかにし、閉鎖型システムの水利用効率およびCO_2利用効率を高める方法を明らかにし、さらにそれら効率が温室のそれらに比較してきわめて高いことを示した。 4)新しい温室細霧冷房方法の開発、さらに、その冷房システムと新たに開発した二酸化炭素施用システムの制御法を組み合わせて、最適な気温、相対湿度、二酸化炭素濃度の組み合わせを実現する方法を検討した。 5)植物種によらず閉鎖型苗生産システムを用いれば,温室よりも密植した育苗もしくは育苗期間の短縮ができる,気流制御により従来以上に高い栽植密度で育苗が可能となることを明らかにした。
|