研究課題/領域番号 |
16209006
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
粟生 修司 九州工業大学, 大学院生命体工学研究科, 教授 (40150908)
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研究分担者 |
山川 烈 九州工業大学, 大学院生命体工学研究科, 教授 (00005547)
森江 隆 九州工業大学, 大学院生命体工学研究科, 教授 (20294530)
磯貝 浩久 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (70223055)
花沢 明俊 九州工業大学, 大学院生命体工学研究科, 助教授 (10280588)
夏目 季代久 九州工業大学, 大学院生命体工学研究科, 教授 (30231492)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
48,880千円 (直接経費: 37,600千円、間接経費: 11,280千円)
2006年度: 14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
2005年度: 14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
2004年度: 19,500千円 (直接経費: 15,000千円、間接経費: 4,500千円)
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キーワード | 内分泌撹乱化学物質 / 植物由来環境化学因子 / 性的二型行動 / 情動行動 / 行動解析チップ / 大脳辺縁系 / カテゴリー弁別課題 |
研究概要 |
1)ラット学習記憶機能および情動行動に及ぼす影響:ビスフェノールAの臨界期曝露は、9μg/kg/日でも探索行動の性分化を障害した。30μg/kg/日ではうつ反応が増強した。1-プロモプロパン、フタル酸エステル、トリブチルスズも行動の性分化を障害した。オークラクトンを母ラットに暴露しておくと性分化の障害が軽減した。ローズマリーの香りを暴露すると空間学習機能促進し、海馬の脳血流を促進した。ホルムアルデヒドの曝露は、空間学習には影響を及ぼさなかったが、高架十字迷路試験で不安反応を増強した。 2)ラット扁桃体・海馬ニューロンに及ぼす影響:扁桃体内側核ニューロンのニオイ応答性の性差がビスフェノールA曝露で消失した。植物由来の香りは扁桃体ニューロン活動を促進し、捕食者のニオイは抑制する場合が多かった。捕食者や植物のニオイへの反応性もビスフェノールAの曝露で修飾された。ホルムアルデヒド曝露は、空海馬のカルモジュリンキナーゼIIのリン酸化を増強した。 3)行動の性差の評価:ビスフェノールAの胎児期暴露群と対照群のオープンフィールドにおける立ち上がり行動を自己組織化マップで分類すると、各群がほぼ異なる領域に配置され、各個体の評価を可能にする解析法に拡張できる可能性が示された。 4)ヒト行動の性差の評価:ヒトの種々の視覚認知機能を男女で計測比較した。一般的に感覚応答性に性差があることが知られているが、立体視や運動視において明確な性差は認められなかった。また、運動機能の男女差を文献的に調査し、多くの指標で性差を認めた。 5)形態解析チップ・行動解析チップの開発:青斑核の面積を自動計測するための解析手法を開発した。睡眠覚醒周期を評価し、健常児だけでなく自閉症で観察される睡眠障害と同様の睡眠覚醒周期を模擬する数理モデルを開発し、正常リズムを自閉症リズムを規定するパラメータを同定した。
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