研究課題/領域番号 |
16209018
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
本庶 佑 京大, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80090504)
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研究分担者 |
新藏 礼子 京都大学, 医学研究科, 助手 (50362471)
矢部 大介 京都大学, 医学研究科, 助手 (60378643)
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研究期間 (年度) |
2004
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
34,320千円 (直接経費: 26,400千円、間接経費: 7,920千円)
2005年度: 16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2004年度: 17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
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キーワード | Notch / RBP-J / 細胞運命決定 / 細胞分化 / リンパ球分化 / 遺伝子欠損マウス / Mint |
研究概要 |
Notchシグナルによる胸腺細胞の分化制御について、活性型Notch受容体の強制発現によるGain-of-FunctionとNotch1受容体やJagged2と呼ばれるリガンドの遺伝子欠損によるLoss-of-Functionで結果が一致せず論争が続けられてきた。そこで、我々は全Notchシグナルのエフェクター分子であるRBP-Jを胸腺細胞特異的に欠損させ、胸腺細胞の分化制御におけるNotch/RBP-Jシグナルの作用点の明確化を試みた。その結果、Notch/RBP-Jシグナルが胸腺細胞のγδT細胞への分化を抑制し、同時にαβT細胞への分化を促進することを明らかにできた。さらに、抹消にてNotch/RBP-JシグナルがTh2ヘルパーT細胞への分化を促進することで、ヘルパーT細胞分化を調節し免疫応答を制御することを世界に先駆けて明らかにした。 また、我々は、Notch/RBP-Jシグナルを負に調節する分子として同定したMintの欠損マウスを解析することにより、Notch/RBP-Jシグナルが胸腺細胞の初期分化を負に制御していること、ならびに脾B細胞分化と同様に、胸腺細胞分化においてもMintがNotch/RBP-Jシグナルを負に調節していることを明らかにした。また、Cre/loxP系を用いたMint分子の組織特異的欠損マウスを樹立、解析することによりMintが生後の神経細胞の生存を制御していることを明らかにした。
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