研究課題/領域番号 |
16209023
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
小湊 慶彦 (2006) 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (30205512)
岸 紘一郎 (2004-2005) 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (30169841)
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研究分担者 |
中島 たみ子 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (40008561)
小湊 慶彦 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (30205512)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
44,460千円 (直接経費: 34,200千円、間接経費: 10,260千円)
2006年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2005年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2004年度: 31,330千円 (直接経費: 24,100千円、間接経費: 7,230千円)
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キーワード | DNase I / 膵臓癌細胞QGP1 / 低酸素 / 転写 / 心筋梗塞 / プロモーター / 膵臓癌細胞GSP1 |
研究概要 |
以前、我々は急性心筋梗塞患者において血清中のDNase I活性値が一過性に上昇することを見出し、血清中のDNase I活性値の上昇が急性心筋梗塞の特異的診断マーカーとなることを示した。この血清DNase I活性に基づく急性心筋梗塞の特異的診断方法を確立するために、活性上昇の原因を探ることとした。そのため最初にin vitroの実験系において活性上昇の原因を調べることにした。平成17年度までに得られた結果を下記に列挙する。1)DNASE1を発現する培養細胞を検索し、膵臓癌細胞QGP1において高度のDNase Iの発現があることを発見した。2)QGP1細胞におけるDNASE1遺伝子の転写開始点を調べ、新規の転写開始エキソン1aを発見した。3)QGP1ではエキソン1に比較してエキソン1aからの転写産物量が多いことが分った。4)エキソン1aの上流域にはプロモーター活性があることを見出した。5)エキソン1aのプロモーターにおいては-73から-60の領域に転写因子Splが結合し転写の活性化に関わることを見出した。6)QGP1細胞では低酸素状態でDNASE1遺伝子の発現が増強され、それはエキソン1aからの転写産物の増加に基づくことが分った。7)転写産物の増加はプロモーター活性の増強とスプライシングの変化に基づいていた。8)低酸素状態でQGP1細胞内及び培養液中のDNase I活性が上昇した。以上の結果から、低酸素によりQGP1細胞ではDNase I遺伝子の転写が活性化され、細胞内の蛋白量が増加し、細胞外液中のDNase I活性が上昇した、と考えられる。DNase Iは膵臓、胃腸管に多く分布することから、心筋梗塞が発症すると胃腸管への血流分布に障害が生じ、胃腸管の細胞が低酸素状態に陥り、DNase I遺伝子の発現が増強され、血清中のDNase I活性値が上昇すると推測される
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