研究課題/領域番号 |
16209024
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
日比 紀文 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50129623)
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研究分担者 |
渡辺 守 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (10175127)
岡野 栄之 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (60160694)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
50,180千円 (直接経費: 38,600千円、間接経費: 11,580千円)
2006年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2005年度: 18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2004年度: 23,270千円 (直接経費: 17,900千円、間接経費: 5,370千円)
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キーワード | 腸管上皮 / 幹細胞 / musashi-1 / 炎症性腸疾患 / Wntシグナル / SP細胞 / 粘膜再生療法 |
研究概要 |
腸管上皮の幹細胞を同定し、その幹細胞を特徴づけるマーカーを見いだし、全能性幹細胞あるいは造血幹細胞から上皮幹細胞への分化過程を追究し、胚性幹細胞、上皮幹細胞を損傷粘膜に移入することにより腸管上皮を再生する治療法を開発することを目的とした。 まず、hoechst33342染色を用いることにより、腸管上皮幹細胞の純化を試みた。マウス腸管より採取した腸管上皮細胞よりSP細胞を解析したところ、腸管上皮においてSP細胞の存在が確認された。腸管上皮幹細胞の多く存在する陰窩上皮ではSP細胞が高率に認められたことに対し、絨毛上皮ではSP細胞は認められなかった。ABCG2の発現はSP細胞とMP(main population)糸田胞の間に有意な差を認めなかった。また、c-kit、Sca-1は腸管上皮細胞では発現が認められなかった。腸管上皮幹細胞の増殖・分化に重要とされるβ-catenin、神経幹細胞マーカーであるmusashi-1の発現はSP細胞において増加していることを見いだした。 さらに、Wntシグナルに焦点を絞って解析を進めた。まず、TOPGFP、TOPGALマウスの作成によりWntシグナルの可視化を行った。TOPGFP hi細胞はMusashi-1、c-mycなどのimmature markerの発現が高く、iFABPなどのmature markerは低かった。TOPGFP、TOPGALは4系統の細胞にcarry overしており、多分化能を有することが示唆された。TOPGFPhi、LRCはともにintegrinβ1 hi, CD24+,CD71+/-のsurface phenotypeを有し、TOPGFP hiにはLRCを多く含んでおり、TOPGFP hi細胞がputativeな腸管上皮幹細胞であることが示唆された。
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