研究課題/領域番号 |
16209064
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
数間 恵子 東京大学, 大学院医学系研究科, 教授 (10114258)
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研究分担者 |
菅田 勝也 東京大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20143422)
村嶋 幸代 東京大学, 大学院医学系研究科, 教授 (60123204)
真田 弘美 東京大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50143920)
門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
田高 悦子 東京大学, 大学院医学系研究科, 講師 (30333727)
河 正子 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (60291316)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
45,500千円 (直接経費: 35,000千円、間接経費: 10,500千円)
2006年度: 13,260千円 (直接経費: 10,200千円、間接経費: 3,060千円)
2005年度: 12,220千円 (直接経費: 9,400千円、間接経費: 2,820千円)
2004年度: 20,020千円 (直接経費: 15,400千円、間接経費: 4,620千円)
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キーワード | 2型糖尿病 / 糖尿病発症リスク認知 / 糖尿病発症予防 / 褥瘡予防 / 看護の質指標 / 退院支援 / 高齢患者 / 緩和ケアチーム |
研究概要 |
病院看護の予防機能というテーマの下、外来看護、病棟看護、退院支援という3領域に分けて探求した。 1.外来看護では、2型糖尿病患者の血縁者の発症予防について専門医、エキスパート看護師計19名に面接し、予防的働きかけの必要性を確認した。患者とその子計385名の質問紙調査では、リスク認識や予防行動の実行状況は、医療専門職の認識より高かった。患者の子に対する予防行動促進のための半年間の介入研究では、糖尿病患者の子が食事面においてもハイリスク状態にあることが明らかになった。また、糖尿病患者の子は一般成人よりも非対面式の介入による食生活の改善が期待できる可能性が示唆された。 糖尿病合併症の腎症が多くを占めるCAPD患者について看護ケア向上のための基礎調査を行なった。同じく糖尿病が基礎疾患の多くを占める心不全患者の再入院予防を目指し、欧州で開発された療養行動測定尺度の日本版を作成し、計量心理学的検討を行なった。 2.病棟看護では、患者の経験に基づく看護サービスの質評価の調査と有害事象の調査を行い、評価指標の信頼性・妥当性を検証した。病院の安全文化に関する質問紙調査を行い、師長のパワーが職務エンパワメント、安全態度・行動に影響することを示した。輸液ポンプ操作時の眼球運動を測定し、心理的負荷による確認行動の変化について示唆を得た。特定機能病院における褥瘡予防の質評価指標を開発した。前向きコホート研究からは「除圧」、エキスパートオピニオンからは「施設構造」に関する指標が抽出された。 3.退院支援では、「退院支援対象者スクリーニング票」と「訪問看護必要性チェックシート」を作成し、170名の感者に試用し、いずれのツールも概ね妥当であることを検証した。院内緩和ケアチームによるがん末期患者の療養場所の選択・移行に関する支援内容の明確化を目的とし参加観察を行い、支援内容を8カテゴリ、88サブカテゴリに整理した。
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