研究課題/領域番号 |
16251003
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
宗教学
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
月本 昭男 立教大学, 文学部, 教授 (10147928)
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研究分担者 |
名取 四郎 立教大学, 文学部, 教授 (00113259)
佐藤 研 立教大学, コミュニティ福祉学部, 教授 (00187238)
置田 雅昭 天理大学, 文学部, 教授 (50248176)
杉本 智俊 慶應義塾大学, 文学部, 助教授 (80338243)
桑原 久男 天理大学, 文学部, 助教授 (00234633)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
20,410千円 (直接経費: 15,700千円、間接経費: 4,710千円)
2005年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2004年度: 15,730千円 (直接経費: 12,100千円、間接経費: 3,630千円)
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キーワード | イスラエル / ガリラヤ / エン・ゲヴ / 聖書 / 鉄器時代 / キリスト / デカポリス / テル・ゼロール |
研究概要 |
(1)イスラエル国エン・ゲヴ遺跡における発掘調査 2004年7月30日〜8月29日,ガリラヤ湖東岸エン・ゲヴ遺跡において発掘調査と遺跡保存作業を行った。発掘調査はこれまで継続してきたケースメット市壁北端のタワーと下層の列柱式建物の構造調査を中心に行った。発掘調査は今年度の第8次調査で終結するため、イスラエル考古局の指導の下で遺構の保存作業を行い、発掘に協力いただいたキブツ・エン・ゲヴの観光資源として利用できるように、リーフレットや説明板などの作成を進めている。 2005年3月23日〜31日,夏期調査で行うことが出来なかった遺物の実測および撮影を行った。 (2)東地中海地域のユダヤ教会堂ならびにキリスト教会遺跡の踏査 名取四郎・益田朋幸2004年8月27日〜9月12日 チュニジア共和国およびイタリア共和国におけるキリスト教遺跡踏査 佐藤研・高井啓介(日本学術振興会特別研究員)2004年11月1日〜8日 ギリシア共和国パウロの伝道に関連するキリスト教遺跡調査 (3)イスラエル考古学研究会の創設および開催 2005年3月4日,イスラエル考古学研究会を創設し、第1回の研究会を立教大学において開催した。研究協力者の宮崎修二氏(立教大学講師)から鉄器時代の編年に関するイスラエルの研究動向報告、巽善信氏(天理大学附属天理参考館学芸員)から日本隊が発掘したテル・ゼロールの出土遺物の整理状況に関する報告があり、イスラエルの最新の研究とイスラエルにおける日本隊の発掘史を確認した。 2005年11月11日,第2回研究会を天理大学において開催した。イスラエルより発掘調査協力者のイツィク・パズ氏を招聘し、青銅器時代のガリラヤ地方に関しての講演を行った。あわせて、研究協力者の牧野久実氏(滋賀県立琵琶湖博物館主任学芸員)からガリラヤ湖の水運に関する報告、越後屋朗氏(同志社大学神学部教授)からメギド遺跡の年代決定に関する報告、研究分担者の桑原久男氏(天理大学文学部助教授)よりレヘシュ調査の概要に関する報告があり、イスラエルの最新の研究とイスラエルにおける日本隊の今後の発掘の方向性について確認した。 2005年12月23日、第3回研究会を八王子市北野台南部会館において開催した。研究代表者月本昭男が下ガリラヤにおけるイスラエル部族時代の研究成果を報告した。
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